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歴史を作りたかった

ベテランの域に入ってなお、
大きな成長を記録した今シーズンの 森智香子もりちかこ選手。
個人種目の充実、チームメイトに与える好影響。
様々な面で、その役割を十分に果たしています。

そして、次に狙うのは11月28日 クイーンズ駅伝の日本一。
彼女は、それこそ「自分の最大の目標」だと語ります。

駅伝優勝に尽力したいと思った

夏は故障メンバーがいたものの、
合宿を通じて徐々に状態は回復。
調子は上向きなチーム。

全員が前期の疲労が抜けた中で、
うまく調子を戻しながら、
良い形で練習できています。

しかし、最終的に駅伝で走るのは6人だけ。
チームの中でも競争意識が芽生えて、
良い雰囲気の中での練習が続いています。

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日々練習を積み重ねる森選手にとって、
駅伝日本一は悲願の夢。
2015年の入社時から思い描いてきた目標です。

「もともと私は大学時代、できたばかりのチームに入って、そこから本当に全国優勝を目指すチームになったんです。結局、大学では2位までしか行けなかったので、実業団を選ぶ時も“駅伝日本一”へのこだわりが強かった。『歴史を作りたい』という気持ちが、すごく強かったんです」

「いくつか選択肢がある中で積水化学を選んだのは、野口監督から『積水はまだ駅伝で優勝したことがない。今までトラックの個人は強かったけど、駅伝でも優勝を目指したい」と言われたから。それに尽力したいと思ったんです。今までも積水には、日本記録を作ったような名選手が在籍してきましたけど、駅伝日本一だけは誰も成し遂げられなかった唯一の歴史。そこに自分が貢献したいと思って、このチームを選んだんです」

「だから、入社1年目から駅伝の優勝に対しては、誰よりも強く思ってきた自信がある。新谷さんや蘭ちゃん(卜部)よりも、その気持ちは強い自信があります(笑)、やっぱりどうしても”優勝して引退しない”と、という気持ちがずっとありますね」

意識を変えた悔しさ

その強い想いを叶えるために。
本気で日本一になるため、
今年は今までと違う意識で、
レースに挑む必要があると考えています。

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「もともと、初優勝でゴールテープを切りたいという希望がすごく強かったんです(笑)。もしくは1区を走ることも多かったので、自分は7㎞走れたらいいとか、短い区間なら順位を落とさなければいいとか、自分自身もどこか人任せな部分がありました」

「でも、今は本当に優勝するために、人任せとかやってる場合じゃなくて、しっかり役目を果たさないとチームは優勝に近づかない。改めて去年、自分がクイーンズ駅伝を走って、そう感じました。去年、抜かれて順位を落としたのが悔しかったから、冬の走り込みや前期のトラックも頑張れたし、全ては今年の駅伝で生かすために走っている感覚がすごくある。自分もチームに貢献する側に回って、若い選手にノビノビ走ってもらえる存在にならなければいけないなと、今は感じています」

「今年の駅伝は、すごく大きなチャンスだと自分で思っているので、逃すわけにはいかないし、この波に乗って優勝したい想いが強くなっています」


そして最後には、従業員の方への感謝を伝えられるように。

「今回は本当にチャンスが巡ってきていて、会社としても悲願の駅伝日本一。去年も、過去最高順位の2位で喜んでもらえましたが、しっかり優勝して、いつも応援してくださっている従業員の方々に恩返しというか、感謝の気持ちを結果で伝えたいと思っています。本当ならスタンドで一緒に喜びたいところですが、無観客でも画面越しでも、皆さんに喜びや感謝の気持ちが伝わる、勇気や元気を与えられるような試合がしたいなと思っています」

長年にわたって、想い描いてきた駅伝優勝のシーン。
今年こそは手が届くと信じて、森選手は全力で走ります。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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