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駅伝で芽生えた”結果にこだわる”強い気持ち

クイーンズ駅伝5区。
10.0㎞を走った森智香子選手は、トップで襷を受け取り、序盤から力走。しかし、後ろから2位 日本郵政グループ 鈴木亜由子選手が猛追を見せます。

結果、7.5km付近で追いつかれ、その後のスパートで引き離されました。
最終的にチームは2位でフィニッシュ。

創部以来、過去最高順位を更新すると共に、途中まで1位だっただけに、本人も「優勝に手が届いたかもしれない」と悔しさの残るレースになりました。
その展開は変えようのない事実です。

ただ、誰もが悔しい想いをした中で、森選手の悔しさはひとしおだったのではないか。大きなプレッシャーのかかる中、決して得意ではない約10kmの長距離区間を走るのに勇気が必要だったのではないか。
そんな風に思うのです。


彼女は語ります。

「プリンセス駅伝の時から10㎞を走る可能性もある中で、練習はしてきました。そして今回、宮崎合宿の重要なポイント練習の後に”10kmで行く”と言われて、それ以降は強い気持ちで過ごしていました」

「駅伝では大学以来10㎞を走ったことがなく、今までは1区や2区で流れを作ったり、最後のアンカーで勝負を決める役割だったので、不安も確かにありました。でも、自分にとっては楽しみのほうが多かった。初めてでも、挑戦したい気持ちは持っていました」

そのレースに挑む姿勢は決して後ろ向きなものではなく、前を目指してのチャレンジだったのです。


アスリートである以上、結果が全て。それは当然です。
しかし、おそらく5区で持ちこたえていたとしても、ゴールまでに日本郵政グループに逆転されていたのではないか。それぐらい、相手は強かった。
その責任は個人ではなく、チーム全体で背負うものです。

「過去最高順位の2位になって、歴史を更新できたのは嬉しい。自分が入ってからも5位が最高だったので、良い部分もありました。でも、今回は本当に、先頭で優勝が見える駅伝を展開できて、改めて優勝したいと感じるレースになりました。あらためて自分の力が足りなくて悔しかったし、逆に自分が力を本当につけたら、優勝にその分近づくのかなと思ったレースでした」

と森選手は語ります。


ひとつの悔しさを、さらなる成長のバネに。
休む間もなく、今週末は日本選手権・長距離種目が
12/4、大阪
で行われます。
3000mSCに出場する森選手は、大会に挑むため、
強い気持ちを手に入れました。

「大学二年生の時から今まで日本選手権には続けて出場できているので、最低は入賞、目指すのは表彰台です。今までは『入賞したいな』ぐらいの気持ちでしたが、駅伝で”結果にこだわる””上を目指す”を意識して過ごしてきた分、そういう意識が芽生えて、今は上を目指したい強い想いがあります。チームとしてだけでなく、個人としても結果を残したいので、しっかり力を出せるレースにしたいと思います」。

そうやって強さを積み重ねて、もっと選手は前に行けるのだと思います。
引き続きみなさん、ご声援よろしくお願いいたします。

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🏆陸上日本選手権・長距離 @大阪 12/4

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