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有言実行って、やっぱり難しい

「来年はエース区間を任せてもらえるぐらい頑張りたい」
昨年のクイーンズ駅伝初優勝後、
強く心に残ったのが、
弟子丸小春選手の言葉でした。

そして今年。昨年と同じ4区を走り終えた彼女に、
その気持ちに変わりはないか、
聞いたのです。

「今年は自分的に、ほぼ成長できていなかったなと思います。やっぱり有言実行って難しい


昨年のクイーンズ駅伝で、初優勝を飾った積水化学。

4区を走った弟子丸選手は
「積水の初優勝メンバーに入ることができて嬉しいし、選手としてターニングポイントになる出来事だと思います」
と喜びました。

しかし、一方で「まだ自分は力が足りない。この結果に満足せず、来年は自分がエース区間を任せてもらえるように頑張りたいです」
とも話していました。

そして今年、迎えたクイーンズ駅伝2022。
昨年に引き続き、弟子丸選手は4区を担当。
エース区間の3区・5区には届きませんでしたが、
外国人選手が名を連ねるインターナショナル区間。
前半と後半をつなぐ重要区間です。

3区の新谷仁美選手から、
2位で襷を受けた弟子丸選手は、
粘りの走りを見せますが苦戦。

結果的には3.6kmを11分46秒。
順位を4位に落として、リレー
となりました。


本人はこの結果に、反省の色を見せます。

「去年の自分の走りを超え、日本人1位の走りで連覇に貢献するのが目標でした。少し前まで怪我していて、1ヶ月半で仕上げましたが、やっぱり1年を通して作っていかないと、ここで結果を出すのは難しいと改めて感じました」

それは、”連覇の難しさ”にとらわれた、
苦しい一年の結果でもあります。

「去年終わってから、走ったり走れなかったりの状況が続いて、夏もうまくいかなかった。振り返ると、こうすればもっと結果を出せたのかなという部分は感じています


それでも、選手としてはこの結果を受け止め、
さらに前に進むしかありません。

「最後に調子を上げられたのは良かったので、1年間かけて同じことを続けていきたい。切り替えないと次には繋がらないし、また来年もあるので、今度はもっと長い区間を走ってチームに貢献したいなと、今回走って思いました」

そして、エース区間も任せてもらえるほどの
選手に成長したいという想いは変わりません。

しっかり切り替えて、来年は”どの区間で使っても弟子丸は大丈夫だ”って言われるようになりたい。そのためにも様々な距離、10000mやもっと長い距離に挑戦して、みんなに期待される選手になりたいです」


可能性がある限り、何度負けても
諦めなければ、それはまだ挑戦の途中。
弟子丸選手はさらなる成長を目指して、
また来年に向けて、走り始めます。



文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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