見出し画像

成長の実感/佐藤早也伽 Vol.2


今シーズン、3年目・3度目のマラソンに挑む、
佐藤早也伽さとうさやか選手。


「自己ベスト更新」を最大の目標に掲げる中で、
ひとつの指標になるのが去年の振り返り。
この1年で、彼女自身どこまで成長できたのか、
という点です。

最低限しか、得られなかった昨年

昨年は、2021年3月の
『名古屋ウィメンズマラソン2021』に
参加した佐藤選手。レースを振り返って彼女は、
「満足できる結果ではなかった」と反省します。

「昨シーズンのマラソンでも、目標は”最低でも自己ベスト更新”でした。その気持ちで取り組んでいたので、当日は風の強さなどありましたが、ベストに全く届かない2時間24分32秒という結果だったのは(自己ベストは2時間23分27秒)、個人的に良い結果ではありませんでした」

得られたものは、最低限のものでしかありませんでした。

「20km以降はずっと、先頭集団から離れてしまって、ひとりでのレースになりました。その状況下でも、最低限、粘れたのは良かったです。それぐらいですかね、最後まで何とか走り切れたことは良かったです」

感じられた成長の実感

ただ、それに続く夏のトラックレースでは、
成長を実感することができました。

「今シーズンはトラックで、3000mや5000mの自己ベストを出せたので、スピード面は力がついたんじゃないかなと思ってます」

2021年7月のホクレン・ディスタンス 網走大会。
3000mで、8分52秒43と
自己新記録をマークした佐藤選手。
スピード練習と位置付けたこのレースで
自信を深めた彼女は、
9月末の全日本実業団陸上で、
10000mを走った2日後に5000mを走る、
1大会2レース出場にチャレンジ。
それは、自分にどれぐらい力がついたのか、
確認の意味も込めた挑戦でした。

結果は、3日目の5000mで自己ベストを更新。
10000mの疲労があるなかで、
目標とする結果を出せて、
本人も確かな手応えを感じます。

「5000mと10000mの2レースに出たのが、去年の全日本実業団で、2回目だったんです。1度目は本当に全くダメな結果になって、”やっぱりまだ体力がないな”みたいな感じで終わってしまいました。でも、昨年のレースでは、10000mを走った後の5000mで自己ベストを更新できた。その部分では、自分に力がついたと、実感できたかなと思います」


目指すのは、マラソンでの世界大会出場。
本人も、「見えてきましたか?」の問いに去年より力強く、
「狙える位置には来れたかなと思います。そのまま頑張ればいけるかな…」と答え、笑顔を浮かべました。

VOL.3に続く➡


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
--------------
積水化学女子陸上競技部 セキスイフェアリーズHP 
https://www.sekisui.co.jp/company/rikujou/
🔔積水化学女子陸上競技部Twitter
👍積水化学女子陸上競技部Facebook
📗積水化学女子陸上競技部note

ご声援よろしくお願いします!!
--------------