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最後まで釘付けになる駅伝を

駅伝では、こう言う人がいます。
「この選手しかいないと思って選んだメンバーより、この選手も使えると最後まで迷って選んだ状態の方が強い」

選手層が厚くなって生まれる競争。
それがポジティブに出ると、
チーム全体が強くなる。
そんな状態の時にこそ、選手たちの力が
120%引き出される、ということです。

いよいよ今週末28日の日曜日、
”女子駅伝日本一決定戦”クィーンズ駅伝に
挑む積水化学女子陸上競技部。

今年は、昨年大会で実力的に
突出していた3選手、新谷仁美にいやひとみ
佐藤早也伽さとうさやか卜部蘭うらべらんに加えて、若手が成長。

メンバー選考には、最後まで頭を悩ませたと、
野口英盛のぐちひでもり監督は語ります。

選手みんなの成長は期待以上

「今まではある程度、満場一致でオーダーが決まっていたけど、久しぶりに、区間配置に相当悩みました。ある程度選択肢があって、走れていても落とさなければいけない作業が、久しぶりに出た」

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軸となる3選手に加えて、
多くの選手がこの一年で成長。
野口監督も、今年は数年ぶりに
選考に迷ったと言います。

夏以降の3ヶ月で考えても、
選手たちは大きな怪我もなく
最後の調整までたどり着きました。

「若手を含めた選手みんなの成長は、本当にこっちのスタッフ陣が思ってる以上。去年走らなかった選手が、どれだけ能力を伸ばせるかが、どこまで優勝に近づけるかの部分だった。その意味では、ほとんどの選手が自己記録を出しているから、勝ちたい意欲は去年以上に選手の方から感じますね」

気持ち十分のチームは、宮崎合宿を終えて、
今週後半から仙台入り。レース本番に備えます。

優勝するために必要なもの

簡単ではない、それでも
成し遂げるべき目標となる優勝。
そのために必要なものは何か、
野口監督はこう語ります。

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「まず与えられた役割をこなすこと。駅伝だから色々なプラスアルファもあれば、マイナスもある。意気込み過ぎても空回りするから、状況が悪くても良くても、冷静に対応することが重要。自分に任せられた役割をイメージして、実力の100%・120%を出しきって区間で表現したことが、次の区間に伝わっていく。そうなった時に、チャンスは広がると思います」

アンカーまでに詰めておく、先頭から離れない、
ラストのもう一踏ん張り。
それぞれの区間・展開によって
役割が変わる駅伝。

その小さな積み重ねが、
最後の差となって現れます。
終わってみたら「20秒足りなかったとか」
「最後の5秒を削れたら良かった」など
言えますが、それを終わってから
言っても意味がありません。

勝つために自分がやらなければ
ならないことをイメージして、
冷静に熱くなれるかが、
カギになると野口監督は語ります。

最後まで何があるかわからない駅伝

フィニッシュするまで優勝を目指して、
全力で走り続けること。
それはファン、従業員に向けての
約束でもあります。

「月曜日にも7~8枚の応援メッセージがPDFで届いて、5分ほどの動画もいただいたので、選手に共有しました。本当にありがたい限りだし、優勝して欲しいというメッセージも多いから、そういう期待に応えられるよう、また選手も気持ちを十二分に受け取りました」

「SNSの情報発信などで、社内でも色々と注目・理解度があがってきていると感じています。今回も応援は自粛ですが、画面越しに少しでも、諦めない気持ちや勇気を表現したい。今回は、ラストまで何があるかわからない駅伝になると思う。どういう展開でも最後までハラハラ・ドキドキできる、最後まで釘付けになるようなレース展開をお見せできたらなと思ってます。応援よろしくお願いします」

ついに運命のレースまであと4日。
最後の一秒まで気持ちを込めて走る選手たちの
雄姿を、ぜひ見守っていてください。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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🎽 クイーンズ駅伝 @宮城 11/28

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