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姿勢で伝わったのがすごく嬉しい

リーダーには色々なタイプがいます。

強引にでも人を動かして結果を出す人、
優しい言葉で周りを勇気づける人。
そして、自分の背中で進む方向を見せる人。

どんな方法を取るかは、その人次第。
正解などありません。

ただ、その想いが伝わった時、
感じる嬉しさは共通だと思います。


戻ったコンディション

春先のトラックシーズンで何度も自己ベストを更新。
好調を維持していた 森智香子もりちかこ選手でしたが、
日本選手権後の夏終盤に負傷。
約1か月半ほど走れない時期が続きました。

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しかし、冬季の積み重ねを土台に早期復帰。
9月の全日本実業団陸上は、駅伝を見据えて
出場見送りとなりましたが、
今は、すっかり回復しています。

「もう練習は全日本実業団陸上に出場した選手たちと、同じかそれ以上の量をこなせているので、余裕を持ってできています」

「野口監督からも、『上出来だから』と褒めてもらえたので、自分でもこんなにできると思っていなかったぐらい走れていますね。まだスピード練習ができていませんが、もともとスピードは出せる方なので、あまり不安は無いです」


どう伝えていけばいいのか、考えていた

これから冬にかけて、駅伝日本一を目標に
突き進んでいくチーム。

目標に向けて、一歩ずつ成長するように、
各選手たちも各地の記録会・ホクレン・
全日本実業団陸上でタイムを伸ばしてきました。

そのチームメイトの成長を、
自身が試合に出られない少しの悔しさと、
仲間を応援する気持ちの両方を抱きつつ、
見ていた森選手。

そこにひとつの嬉しさがあったと、
彼女は言います。

「去年の駅伝が準優勝に終わった後や、今シーズン前半は『本当に駅伝で優勝したい』と言っても、どこか他人事のような感覚の選手も、中にはいたと思います。そういった雰囲気は、自分でも感じていました。野口監督とも話す中で、やっぱり“みんなでひとつになって向かっていかないと優勝は甘くない”という話をずっとしていたんです」

「それをみんなに、どう伝えていけばいいのだろうと思っていたんですけど、私としては自分自身が頑張ることで前進していく姿を見せるのが早いと考えていました。それもあって、春からの連戦で結果を残していくのは、もちろん自分のためでもあるけど、チームの布石にもなると思っていた部分もあったんです」

「それでホクレンの後などに、みんなが結果を出した時、『前期で(森)ちかこさんが頑張ってたり、新谷さんや卜部さんが世界大会に出たり、そういう刺激があったから頑張れた』という声をもらいました。それはすごく嬉しかったし、それがみんなに伝わっていたと思うと本当に嬉しかったです」

積み重ねてきた練習を、試合で発揮できた。
その事実は、それぞれの自信に変わり、
今チームは日本一の目標に向け、邁進しています。

そのひとつのきっかけを作れたことが、
森選手にとってはひとつの喜びだったのです。

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➡次回に続く


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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