見出し画像

嫁がハゲた話

嫁1

それは突然だった。

嫁本人もまったく気付かず、美容院で美容師さんに教えてもらったのだった。

美容師「ハゲてますよ」

嫁2

嫁は思いもかけないハゲにパニックになり、

そんなことを散々言った挙句に…

嫁3

気にしないことにしたという。

嫁「仕方ないことを気にしても仕方ない」

そう思っても中々できることではないが、嫁はそういう大らかな性格で本当に気にしていないようだった。髪型が小さなザビエルと化したから急に心が聖者になったわけではない。

するとそんな精神面での影響もあったのか、

嫁4

じゃあ、どうして一旦ハゲたんだ?

と、新毛に詰め寄りたい所だったが、生えるのは良いことなので、ひとまず嫁も僕もホッと一安心していた…

嫁5

伸び始めた髪は、嫁の髪質が固めなので横にしおれず、まるでチョコボの後ろの跳ね毛か、道で見かけたら間違いなくアホの子だな…なんて思うような恥ずかしい髪型になっていた。

どうしてお前らは一斉にハゲて、一斉に伸びるんだ。

なんの為に局地的に更地にしたんだ。年末の道路を張りなおす公共事業なのか?

そんなことをつい言ってしまいそうだが、この髪型に一番困っているのは嫁に違いないので、僕はグッと我慢した。

そして、そんな恥ずかしい髪型になり、また新毛を切る事も叶わない嫁は…

嫁6

やはり気にしないことにしたのだった。。

嫁が一瞬だけハゲたお話。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?