読書メモ「予想どおりに不合理 行動経済学が明かす『あなたがそれを選ぶわけ』」ダン・アリエリー
最近、行動経済学に興味を持っている。
きっかけは、何気なく、kindle unlimitedで
池上彰の行動経済学入門 (働く君に伝えたい「本物の教養」)を読んだからだ。
行動経済学とは
「予想どおりに不合理 行動経済学が明かす『あなたがそれを選ぶわけ』」ダン・アリエリー
行動経済学に興味を持つなかで、今回紹介する本書を知ったわけであるが、界隈では超著名な書籍である。
様々な事例が面白い!
本書では様々な事例から、人間の不合理さを明らかにしていくのだが、その事例が面白い。
・チョコレートを無料で配った際の行動の変化
・無料のボランティアは引き受けるのに、ボランティアに対価が発生すると断られるのはなぜか
・なぜレポートは先延ばしされるのか
この部分を読んでいて思い出した、先延ばしについての、Tim Urban: Inside the mind of a master procrastinator | TEDはとても面白い!
等々、多くの事例が掲載されていて、人間の行動の様子が面白いし、納得感がある。
ただ不合理なだけではなく予想どおりに不合理である!
本書では用語はあまり出てこないので、冒頭にご紹介した池上彰の行動経済学入門もあわせて読むことで理解が深まると思う。
例えば「損失回避性」
本書でも損失回避性を持つ人間ならではの行動があると多くの部分で感じた。
人間の行動の不合理性は、ただ不合理なだけではなく予想どおりに不合理である点が繰り返し強調されていた。
不合理性はいつも同じように起こり、何度も繰り返されるから、それを知ることで、政策立案やマーケティング、個人の意思決定の理解など、さまざまな分野で活用が可能なのだ。
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