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ドームをイメージして
旧公衆衛生院の中央ホール
やはりドームをイメージして描かれたのではなかろうか。
中央に近づくにつれおり上がる。
先日東京ドームに行った時、ドームの考え方、多様性が目に付いた。自然空間を人工的に構成する思想から生まれたものである。
同様に中央ホールを眺めていると、単なる円形ホールの天井装飾であるはずがない。
冠のように周りを取り囲む尖った装飾との連動性からして、ゴシック建築のドームと相通じるものがある。
天空、光、ドーム空間。思想、文脈が整う。
窓にステンドグラスが入れば、ゴシック建築そのものになる。学校として建てられた旧公衆衛生院。内田ゴシックの内装デザインにおける象徴的な空間ではなかろうか。
文責 関原宏昭
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