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保健センター進化論

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保健センターを地域の顔に。
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2018年6月の記事一覧

保健センターを地域の顔に8

保健センターを地域の顔に8

包括的な文脈
医療費の低減、安定化を視野に入れ地域包括システムの構築が提言され数年が経過した。この間、病診連携、多職種連携、地域連携等、つながり、関係づくりが医療介護の分野ではすすめられてきた。

この連携については様々な解釈、視点があるが、今のところ統一された制度やシステムにはなっておらず各地の温度差を感じる。

今後、地域の人、生活、習慣に調和するものが構築されることを望まれる。それは、システ

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保健センターを地域の顔に6

保健センターを地域の顔に6

視点4 産業保健との組み合わせ
企業の健康づくり事業と、市町村の健康づくり事業は、企業の健康保健組合、協会けんぽ等と国民健康保険の枠組みが違い、これまであまり連携することはなかった。

会社を退職すれば、経営側はOBの健康管理を行うこともなく、各々が健康づくりをすることになる。国民健康保険に入り、地域の健康づくり事業に参加するようになる。

これまでは、会社に勤めていれば、地域との関わりがな

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保健センターを地域の顔に7

保健センターを地域の顔に7

健康経営と地域づくり
企業にとって地元地域は、事業の原点といえるフィールドである。コミュニティビジネスの直接的なアプローチは予想外の効果を生む。

顔が見え、手応えのあるファンができる。これから地域で頑張るためには、企業とのつながりは不可欠である。

企業の健康経営に主眼を置いた健康づくりと、拠点、工場等の所在地である地域の健康づくりはこれまで連携することは殆ど考えられてこなかった。

企業では職

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