マガジンのカバー画像

とまり木

240
運営しているクリエイター

2019年2月の記事一覧

尾道の表情

尾道の表情

尾道の一番良い表情は、やはり海から見える景色である。
港で栄えた町、ランドスケープの起点は海上にある。

自然環境と寺社仏閣、港の配列は見事であり、その配列に寄り添うように住戸が密集している。

明治時代以降、運送手段が鉄道、車に変わり視点は陸からになったが、海を主語にしたまちの文脈は変わらず生きている。

動線が分断された中にも、海岸と生活の接点には特徴が残り、尾道らしさを感じる。

近年、構築

もっとみる
一隻一隻

一隻一隻

尾道造船
50000〜80000t級のタンカーがドッグを埋めている。船籍は、パナマ、シンガポール、上海、、、
世界中から尾道造船の優れた技術力、製造力に信頼が寄せられている。

活況だった半世紀前と今の環境は全く違うだろうが、盛衰興亡する造船業界で繁栄を続けていくこと、船づくりを超えたすごさ、向き合う姿勢を感じる。

造船から転換して生き残る判断もあった中、
造船をやり続けることで今を呼び込んでき

もっとみる
露天商雑感

露天商雑感

露天商を注意深く見たことはないが、かなり流行に敏感な商売のようである。

三原の神明市で気になった露天商の傾向である。こちらの市には、毎年各地から500余の露天商が並ぶ。

オーソドックス遊戯系

設備もかなり年季が入っているが、まだまだ人気は根強い。

オーソドックス 食べ物系

たい焼き
姫路の小島商店のたい焼きは例年長蛇の列ができるほどの人気ぶりである。

地域の名物系

地元 酔心の

もっとみる
バス路線継続のあり方

バス路線継続のあり方

今年になって行われた尾道バスのダイヤ改正。
向島の路線は土日祝休みとなっていた。しかも金曜日の終便は17時。

車のない住民にとっては、家か近所にいるしかない。1日1-2便でもあれば考えようがあるが。

行動のイメージ、生活の多様性をあきらめざるおえない。

しかし、乗客は2-3人。これでは仕方がない。

尾道に限らず全国的に同じ状況。廃線にならぬだけ有難い。