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とまり木

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2018年11月の記事一覧

信仰と創作について考える

信仰と創作について考える

「地獄に響く声」
国際文芸フェスティバルと国文学研究資料館特別展示「祈りと救いの中世」との連携企画

文芸において〈死後の堕地獄への恐怖〉が表現され、信仰によって〈地獄からの救済〉されるのかKNOB (ノブ) 氏 、山下晃彦(演出家)氏 によるセッション。

地獄説が唱えられる紫式部の供養のためにつくられた「源氏物語表白」の伊藤比呂美(作家・詩人)氏による朗読。

とりわけ伊藤比呂美さんの朗読は圧

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車両のリノベーション

車両のリノベーション

乗り合わせた東急電鉄の車両。新型車両ではないが、まるごと車両リノベーションを施したようである。
落ち着いた雰囲気を出そうとしたデザイン。
床はフローリング風のシート貼り。
座席は緑、水、風をイメージする布選び。
残念であるが、質感はない。
表面的なものではなく、質感があり安心して利用できる機能美を見たいものである。

昔の車両は床、座席、窓ガラリ、木材がフルに使われていた。もちろん、機能性は高くな

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場と心

場と心

毎日新聞に京都南座の耐震補強工事が完了し、2年9カ月ぶりに開場することが載っていた。

「まねき看板」〜江戸時代のサイン

この頃、どれくらいの人が文字を読めたのか知らないが、立ち止まり、わくわくしながら佇んでいたのであろう。

「芝居のほとりは、饅頭のせいろう二十、三十つみかさね(略)いとにきはし」

湯気、匂い、掛け声、人混み、、、、芝居が好きで南座に足を運んでいた本居宣長も、饅頭を食べながら

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木の呼吸 地域の呼吸

木の呼吸 地域の呼吸

木工家 屋宜政廣さんの新作
これまであまり使わなかった木にチャレンジ。
オガタマ(沖縄方言 ぶすん)と琉球テリハボク(沖縄方言 やらぶ)のサイドボード 。

ウィキペディアによると
オガタマノキ(黄心樹・招霊木・小賀玉木 学名:Michelia compressa)は、モクレン科オガタマノキ属の常緑高木。日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹である。
テリハボク(照葉木、Calophyllum

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来訪神によるコミュニティづくり

来訪神によるコミュニティづくり

習俗や祭りは地域の結束を深め、人々をつなぐ絆となる役割を果たしてきた。
グローバル化の進展で都市の均質化は、地方にも及ぶ。地域の独自性
。。。
一年に一度の来訪神。
地域のリズム、時節に関係のないイベントは減らした方がいい。
ひと昔前、JRの駅、駅前空間が全国同じようになり、
独自性、地域の顔が薄らいでいったように、
全国同じようなイベントばかりになり、
生活の一部としての祭りが薄らいできた。

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