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包括的性教育とかミス・アメリカプロテストとかインセルとか

初めに

どうもセキドです。最近(ここ一年くらい)ジェンダー関連の話題に興味があって、いつかちゃんと調べてまとめた記事とか動画とか出してみたいと思っているのですが、中々時間がない今日この頃。

そこで忘備録も兼ねて、僕が特に興味のあるジェンダーのトピックの概略だけ書いておきたいと思います。目標は分かりやすく示すことが実行への第一歩だって偉い人も言ってます(要出典 独自研究)。

包括的性教育

包括的性教育とは一般に性教育で教えられる性行為や妊娠、出産に加えて自分の性のありかたやジェンダー、詳細な避妊法、性行為の際にどのようにすれば自分と相手を大事にできるのかなど、性にまつわる事柄を広範に渡って教える教育の事、らしいです。

「日本の性教育は遅れてる」みたいな論調はたまに見るんですけど具体的にどこら辺が世界基準から遅れているのかみたいな議論はあんまり深められてない気がするので興味がありますね。

国際的な性教育の指針は国連が出してるガイダンスが主導しているらしいので実際に自分で読んで見たいのですが、英語だということもあって中々読むのが大変です。結構性教育について細かい指導要綱を定めているらしくて、どこら辺が日本の現状の性教育と違うのかの比較とか面白そうなので時間が取れる時に読み進めていきたい。

あと日本の性教育に関しては2000年代初頭にあった性教育バッシングが現在の性をタブー視しがちな性教育の指針にかなり影響しているらしいので、その関連の書籍も読んでみたいです。七生養護学校事件のように「過激な」性教育への抵抗がどういう背景から生まれてきているかっていうのも興味深いトピックですね。性教育バッシングについて参考になりそうな書籍知ってる人が居れば是非教えてください。

ミス・アメリカプロテスト

ミス・アメリカプロテストというのは1960年代に第二次フェミニズムの流れの中で起こったミスアメリカに反対する運動の事です。日本での知名度はあんまりないかもしれませんが(単独のwikiとか無いし)、世界的にミスコンが批判され出すようになった直接的な原因となる出来事ですし、ミス・アメリカという大会自体の発展の経緯も相まって結構面白い内容だと思います。また、今から50年以上前にこういう運動があったというのも中々驚くべきことだと思います。このトピックに関してはかなり調べていて情報もまとまっているので、年内とかに動画とか記事とか作れたらいいなあ。無理かなあ。

ミス・アメリカプロテストの担い手となったラディカルフェミニストについてとか、この運動の背景にある第二次フェミニズムそのものについてはまだ知識不足なのでそこら辺もちゃんと調べてみたいですね。まああんまり深入りすると学者でもないのにフェミニズム史を総ざらいする羽目になりそうなのでほどほどにしておきますが。

インセル

ラストの興味あるトピックはインセルですね。皆さんインセルって何か知ってますか?最近巷でも結構話題になってる気がしますけど、wikiによると以下のような人々は指すらしいです。

インセル(英語: incel)は、"involuntary celibate"(「不本意の禁欲主義者」、「非自発的独身者」)の2語を組合せた混成語である。望んでいるにも拘わらず、恋愛やセックスのパートナーを持つことができず、自身に性的な経験がない原因は対象である相手の側にあると考えるインターネット上のサブカル系コミュニティのメンバーを指す。また、そのような状況下にあることを彼らの間では「インセルダム(inceldom)」とも言う。典型的なインセルは、主として白人の男性で、異性愛者である。インセルのフォーラムにおける特徴的な論点としては、憤怒や怨恨、人間不信、自己憐憫や自己嫌悪、女性嫌悪、人種差別、セックスに対する権利意識や性愛がうまくいっている人々に対する暴力の是認などが挙げられる。アメリカ南部貧困法律センター(略称: SPLC)は、インセルをヘイトグループのリストに挙げており、「インターネット上の男性優位主義者の生態系の一員」であると位置づけている。インセルを自称したり、私的な文書やインターネット上の投稿の中でインセルに関連した人物や文献等に言及している人物が、北アメリカで既に4件の無差別殺人事件を起こしており、犠牲者は45人に上る。インセルのコミュニティは、メディアや研究者によって、女性蔑視主義者であり、暴力を助長し、過激な思想を流布して参加者を扇情しているとして批判されている。

長ったらしいですけど要するに非モテの人たちがめっちゃ過激な発言してて実際に人も殺してるってことですね。

インセルコミュニティはフェミニストへのバックラッシュ(反動)として発展してきた歴史があるらしいです。僕はフェミニズム自体に興味あるのですが、それに加えてフェミニズムへのバックラッシュがどういう背景で起こったのかという事にも強く関心を寄せているのでインセルにも興味があります。また僕自身も非モテに分類される人間なので、そういう意味でも身近なトピックです。

インセルは比較的新しい概念であり、その分議論も活発でかなりセンシティヴな話題になりがちなので、どういう風にインセルの話題を扱うのかっていうのは結構慎重にならなければいけない事だとは思います。とはいっても、やはりかなり「ホットな」話題であり、日本の状況と絡めて考えると非常に刺激的なトピックだと思うので、この話題も深く調べてみたいですね。「ただしイケメンに限る」みたいな言葉は散々匿名掲示板とかTwitterで擦られてますけど、こういうのは結構インセル的な思想に近しいものを感じて興味深いです。

最後に

この記事書いて投稿するのちょっと迷いました。というのもネット上でジェンダー関連の話題を扱うと面倒くさい人間だと見なされやすいんですよね。(何故ジェンダー関連の発言する人間が避けられるのかということ自体も考察に値する興味深い事柄ですね。)個人的な意見としては社会構造の分析や歴史の文脈としてのジェンダーというものは個々人がどのような意見を持っていたとしても面白いものだと思います。なので皆もっとジェンダーを気軽に取り扱っても良いんじゃね?という気もしています。

まあでもジェンダーの議論は現実社会とか個人の体験や感情にリンクして白熱しがちなので、楽しい事したくてネットしてるのにしかめっ面で喧々諤々やってるような人たちに関わりたくないと思う人が居るのも分からなくはないんですけどね。その点僕はジェンダーの話題をエンタメとして消費している人間なので、皆さん安心して(?)僕が動画とか記事を投稿したら見てみてください。果たしてその日が来るのかは僕にも分かりませんが。

それではシーユーアゲイン。またどこかで。

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