俯瞰力
大学生になったとき
高校生の自分は視野が狭かったなと気がついた
社会人になったとき
大学生の自分は視野が狭かったなと気が付いた
新卒で働いた職場では
職場の先輩の世界観の狭さに
ずいぶんと苦しい思いをした
「このひと、なんでこんなにちっぽけな世界で、こんなに必死こいて偉そうで、この場所がすべてみたいな言い方をしてくるんだろう。この職場を出た瞬間に違う世界で生きている人はいっぱいいるし、色んな価値観があるのに。」
と思いながら耐えていた。
本当はすぐにその会社を辞めたかったけど
紹介で入ってしまった職場なので
紹介してくれた人や、そこにかかわる人たちの顔に
泥を塗ってしまうんじゃないかとか
自身の信用を失ってしまうんじゃないかとか
そんなことばかりを考えていた。
2年我慢して、ようやく辞めることはできたが
辞めた直後は体調を3か月くらい崩していた。
そこから何年か経って、あの頃のことを考えると
すぐに辞めなかった自分が不思議でしかない。
先輩のことを、「視野の狭い人」と思っていたけど
視野が狭かったのは私の方だったと思う。
あの職場を辞めたからと言って
悪かったことは何一つない。
むしろ今となっては、あのとき
「この人たちに迷惑をかけるのでは」
「あの人たちに嫌われるのでは」
と考えていた人たちと、誰とも連絡を取っていない。
割と、円満に辞めたのに。
円満に辞めようと、もめて辞めようと
都合の良いことを言ってしまえば
結局のところ
縁
この一文字に尽きる。
そうしてまた今、考え直す。
視野が狭くなってないか
狭い世界で生きていないか
今感じている感覚
今考えていることは
本当か????
ぐんとひいてみたときに
くだらないことで足踏みしていないか。
毎日忙しくして、たくさんの人に会っていると
本当にだいじな、生き心地っていうところを
かみしめず、かくにんせず
ただ流れるように時間が経っていく。
たまには、俯瞰して自分のことを見るって
とっても大切なんだ。
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