見出し画像

松本人志の「玉座からの転落」と明石家さんまの「引退を引き止めた」爆笑問題・太田の言葉

2023年12月27日、週刊文春に松本人志の女性に対する性加害疑惑についての記事が掲載された。翌日、松本は「いつ辞めてもいいと思ってたんやけど…やる気出てきたなぁ」と争う構えであることをXにポストしている。

その後に騒動は拡大し、翌年1月8日に松本の芸能活動休止が発表された。22日には松本が発行元の文藝春秋などを相手取り提訴し、現在も係争中である。

文春砲が直撃する3ヶ月前、松本人志の還暦祝いパーティーには錚々たるメンバーの人気芸人たちが30人以上集まった。今田耕司、博多華丸・大吉、フットボールアワー後藤輝基、宮川大輔、陣内智則ら中堅から、マヂカルラブリー、ニューヨーク、鬼越トマホークといった比較的若手の芸人まで集まっていた。

それぞれが誕生日プレゼントを用意し、あたかも「大喜利大会」のようにして、松本へ渡されていく。そんな松本を慕う多くの芸人たちが集う、盛大なパーティーが催された。松本の芸人界での位置を象徴するかのような出来事であったと思われる。

お笑い界の「権力」を掌握した松本人志

また、文春砲から遡ること半年前、オリエンタルラジオ・中田敦彦が「【松本人志氏への提言】審査員という権力」という批判動画を公開した。そこで中田は、お笑い界の「玉座」に君臨する松本を公然と批判した。

「なんせとにかく、松本さんがなんか言うかっていうところが、凄く強かったわけですね、M-1ってね。これが大きな特徴。そんな中で、僕はずーっと思ってたことは、松本さんが、あらゆる大会にいるんですよ

「これ、冷静になって考えてほしいんですけど、IPPONグランプリにもいらっしゃいますよね。すべらない話もいらっしゃいますよね。漫談でも、大喜利でもいるんですよ。で、なんだかんだでその若手を審査するっていうお仕事が、めっちゃ多いんですよ」

「それは、第一人者だから、カリスマだからっていう意見もあると思うんですけど、今までもカリスマ的な芸人さんって、たくさんいたんですよ。たけしさんとか、さんまさんもそうじゃないですか。でも、たけしさん、さんまさんはそんなに審査員いっぱいやらないんですよ

ここから先は

1,779字
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?