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この人生が正しいと証明したい

突然ですが、最近僕は「就活」をしています。
就活と言っても正直目指す業界が業界なので、一般的な就活とはいろいろ異なる部分が多いと思います。僕はテレビ業界に行きます。将来のことは決まってないけど、少なくともここまで来て、一般企業でスーツ着て満員電車乗って働くとか無理だし、ピンク色の服着たいし、金髪にしたいし、何よりも経験できないようなことを経験してみたいので。それにこんなこと言うのも烏滸がましいけど、この感じでもうテレビ以外の業界に今更行かないでしょ。どう考えても確定ルートが決まっています。

小学生の卒論には「脚本家になりたい」と書きました。正直それは無理な気がするけど、それに近いことはできるかもしれません。振り返れば「カーテレ」の時代、「世界の森の駐車場」の時代から知ってくださっている方は分かると思いますが、僕はテレビに文句を言ったり、勝手に考察して分析したりするクソガキでした。今考えれば手に負えません。Xのアカウントを変えたことないので、遡れば黒歴史の120個くらいは出てくるでしょう。それと同時にこの世代に珍しい「テレビオタク」でした。YouTuberが席巻したのが僕が中学生の頃くらいでしたので、よくこのテレビ好きが揺らがなかったなと自分でも思います。

そしてテレビの知識だけが増えていきました。情報解禁されてまずスタッフ欄を調べて、総合演出とか調べたり、脚本家とか調べたりするのは、僕も、そして僕のフォロワー正直みんなやっているけど、どう考えても異常です。おかしいよ。そうやって年々知識を蓄えて「多角的にテレビを分析する」風の人になりました。僕には圧倒的に「学」というものが無かったのと、普通に座学で4年間乗り切るのしんどいし、好きなことを学べたら最高じゃん?と思ったりして、大学で学んだことが将来に活きたら良いなと思いつつ、現在の大学に進学しました。高1くらいから漠然とテレビ業界に行きたいなと思っていたし、「テレビに文句があるなら自分が変えるしかないだろ〜」とか生意気に思っていたので、こうなる未来があったのは確定コースだった気がします。

大学が入って結構価値観変わりましたし、自分の見ている世界の狭さに気づきました。視聴率とか、いくら制作スタッフを知っているからとはいえ、やっぱりその感想って所詮は的外れなのだと痛感しました。所詮は「外野の意見」でしかないと。さまざまな制作を経験して、自分ってクソ生意気なこと言ってたんだなと反省しました。それでテレビ業界に行こうと、しっかり進路を決めました。やっぱりテレビが好きならしっかり携わりたいし、テレビに文句あるなら成り上がって変えるしかないし、何より視聴者として文句言っているくらいなら行動を起こすしかないと思ったからです。僕はいつだって「運営側」への憧れがあります。いち視聴者、ファン、観覧、エキストラ…それじゃ「外野」です。意味がない。制作に関与できていない。関係者でもなんでもありません。「外野」というのはいつだって傲慢です。責任が伴うことがないから(当たり前だけど)。文句を言うのはとても簡単な行為です。Xでポストすればいいんだから。物を壊すのとそんな大差ない行為です。逆にテレビ番組を作ることは物を作ることなのでとても難しい行為です。しかもテレビはタダで観れるもの、万人に耐えうるコンテンツを作らなければならない時点で、配信とは話が違います。1回オンエアに出したら死ぬほど叩かれることもあると思います。やり直しが効かないのがテレビです。そんなヤバい世界なのに、テレビって全員にナメられてるなと思います。過小評価されすぎ。こんなに面白いのに。テレビ見ない勢は一旦置いといて、せめてテレビ好きを名乗るなら、テレビの味方をしろよ!と言いたくなっちゃうので、Xは最近見ないようにしてます。
ごめんなさい。

でも僕はテレビが好きだからこそ、こんなにテレビが好きだからこそ、自分がその業界に飛び込むしかないと思って、今この現状があります。ちゃんと制作に関与したいし、責任を持ちたいし、何より僕が憧れている数多くのディレクターさんのようになりたいという思いが強いです。結局影響力が一番あるのはテレビです。万人が見てます。バズる可能性を秘めています。自分の作るコンテンツがもっと多くの人に届けるには、「テレビ」しかないと思っています。もちろんそんな綺麗で華麗で華やかな(同じこと3回言いました)世界でないことくらい少しはわかります。大学の制作でも苦い思いをしましたし、CAINDも前身から含めると今の視聴者数にたどり着くまで2年弱かかってますし、アルバイトとかで色んな番組に携わる機会を頂いて、多くの現実を知りました。でもだからこそやりがいを感じる瞬間があるし、シビれる瞬間があります。生放送とか特に。CAINDとか毎週脳汁ダダ漏れすぎる。とにかく僕にはテレビ以外ないし、何としてもこの人生が正しいのだと、証明してみせたいです。自分なりに経験を重ねてきたつもりなので、それを少しでも活かしてテレビ業界にしがみ付けたら良いなとかナメたこと思ってます。(すみません)

一個言うならもしこのnoteを読んでいる僕より若いテレビクラスタの皆さん(特に中高生)。ちゃんと青春した方がいいです。キラキラの学生生活を送れ!って言うことではなくて、別に学校じゃなくてもリアルのコミュニティを持たないと、テレビ以外の趣味や特技を持たないと、ガチで苦労と後悔をします(経験談)。友達は1人ずつ、コミュニティ4つくらい持っとくのが理想。依存先を増やすことが何よりも病まないためのコツだったりします。僕はこれを最近学びました。


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