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北海道の高速道路〜問題点

北海道には、札樽自動車道、道央自動車道、道東自動車道、後志自動車道の4つの高速道路と、深川留萌道、旭川紋別道、日高道、帯広広尾道4本の高規格道路(将来も、いわゆる「高速道路」という立場にはならない道路)がある。

ところが高速道路地図の最盛期には、道央道の名寄方面や道東道の根室方面が開通しなかったため、旭川〜函館、かろうじてギリギリに釧路の一部が入り込んだマップが出されている。これは現在でもHighway Walkerで毎月更新され続けているので、こうだったらいいのに…とか、こうなるのか、というような視点で、本物そっくりにゼロからマップを作ってみた。

札幌は190万人都市なのに都市高速道路がいまだにない。現在、札幌北インターから札幌駅までの創世川の下にトンネルを掘って、中心部への出入りだけのための高規格道路を作っている。しかし、実際札幌市南部方面のアクセスは、関越道と東名高速の間のエリアほど高速移動ができない地域で、福岡のように南からもぐるっと回る道路があったらどれだけ便利かと思う。
※2023年追記 札幌の外周高速道路の話が6月に公の議題に上がったらしい。

札幌オリンピックの古い時代にできた高速・札樽自動車道は、将来倶知安を通って札幌・函館の近道を作ろうとしていた構想はあったのだろうが、いかんせん小樽インターチェンジの場所が悪すぎて、本当にそこから倶知安へ伸ばそうとしたのかと疑問に思ってしまう。以前は、(観光地になる前は)小樽運河は埋めてしまうつもりだったのだからそれもアリだったのかもしれない。あそこはもうそのまま館山自動車道の木更津南の先(以前は本線だったのに支線になってしまった)のように、単なるインター取り付け道路にしてしまい、「小樽JCT」を「小樽IC」か「小樽東IC」にしてしまったほうがいいのではないか。「木更津南インター」にあたるものが「朝里インター」でいいのではないか?

そして札幌JCTから西を全て後志道と呼ぶべきと思う。「本線」は札幌方面から小樽塩谷方面。倶知安まで延伸したら、「札樽道で小樽へ行く」のではなく、「後志道の小樽でおりる」でいいのでは?

ナビやスマホが主流の今、旭川から函館へ行く時に、倶知安経由なのか苫小牧経由で行くのか、わからず運転している人はいないのだから、看板やインターの名前はいたってシンプルで構わないのです。

当初と違い、今は木更津南JCTから君津方面が本線になっている。札樽道・後志道もそうすべき
「札樽道」名前を残すためだけのエゴはやめて、全線「後志道」など、誰にでもわかりやすい道路づくりを願います
仁木ICの位置修正、共和北IC追加。北海道新幹線のルートとトンネルをより正確に修正。
最新情報では蘭越ICまでのルートがやっと検討へ
大谷地JCTではなく、北広島からJCTで札幌南部をぐるっとまわす都市高速道路のほうがいいのに。大谷地ってなんの権益があるのでしょうか?大谷地と札幌JCTってそうそう困らない。

札幌北ICは、市内に向かう車で出口の渋滞が慢性的です。出口の付加車線を横浜町田IC上り線出口のように延長しなければ、まずそこで混む。そして高架道路から一気に地下に下るのだから、ロードヒーティングや雪除けをしっかりと設置しなければ事故スポットにもなりかねない。西新宿JCTとは違うのですから。

さらに、札幌駅東側の終点出口に信号などあろうものなら、トンネル内で渋滞するでしょう。そこも事故が起こりやすい。そういうことを全く考えていないのでしょうか、行政は。

そして北海道のメディアは、そういうことをあまり報道しない。「いいですねー」「便利になりますねー」としか言わない。まったくイチオシじゃない情報提供ではないでしょうか。

とにかく、北海道民はネガティブなことがあっても、いろいろなことをすぐに忘れすぎです。

注)標識のFONTはぱんかれさんのサイトから使用させていただきました