アメリカ三大自動車メーカー

アメリカを代表する三大自動車メーカーといえば

ゼネラルモーターズを始め、フォードやダイムラー・クライスラー

といった名前が並びます。

ゼネラルモーターズ

ゼネラルモーターズは1908年に設立された老舗で、100年以上の歴史を誇る、アメリカでも一目置かれている自動車メーカーです。
ミシガン州のデトロイトに本社を置き、1930年代~第二次大戦頃までは国内で最大のシェアを誇っています。

1960年代までは世界最大の自動車メーカーとして存在感を表しましたが、
その後は輸入車との競争でシェアを減らし、一時期国有化されました。
2013年に国有化は解消となり、新しいゼネラルモーターズとして再出発をしています。

キャデラックやシボレーは日本でも有名なブランドで、特に前者のキャデラックはアメリカ大統領の専用車にも採用されているほどです。

フォード

フォードは1903年に誕生した自動車メーカーで、ゼネラルモーターズの先輩にあたります。
大量生産工程で飛躍的に生産効率を高めたことで、20世紀の産業や経営史において度々名前が挙がります。

組み立てにベルトコンベアー導入したり、流れ作業で1日あたりの生産台数の向上、1台あたりのコスト圧縮を図ったのが特徴です。

現在は過去のブランドになっていますが、日本だとアストンマーチンやジャガーにランドローバーなどが有名です。

ダイムラー・クライスラー

ダイムラー・クライスラーは、ドイツのダイムラーとアメリカのクライスラー社が合併して誕生した会社です。
1998年に当時のダイムラー・ベンツと合併、ダイムラークライスラー・AGとして生まれ変わりました。
合併の割合はダイムラー社が上回り、吸収する形で誕生しています。
2007年に両者の関係は解消され、今では再びダイムラーとクライスラー社に分かれました。
この時代は販売不振が相次ぎ、両者にとって辛い時期でしたが、PTクルーザーや300Cといった車種の売れ行きに助けられたのも事実です。
10年以上が経過した現在では、ダイムラー・クライスラーの合併は失敗と評価されていますが、それでも当時は世界的に話題を呼んだり注目を集めたのも確かです。

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