パンデミックに乗じて基本的人権の尊重や言論の自由が奪われようとしています

皆さんは徐々に基本的な人権や言論の自由が奪われていることにお気づきですか？

2017年日本で共謀罪法案が可決しました。
これは表向きにはテロに対し計画段階で犯罪とみなし、処罰を可能にする法案と言われています。
しかし実際は対象行為にはテロの実行に関するものなど重大犯罪も含まれるものの、音楽の違法コピー（著作権法違反）や保安林のキノコ狩り（森林法違反）など、より軽い犯罪も対象になってしまう内容となっています。

つまり友人が保護林の山きのこを取ってしまい逮捕された。そしてその前日3人以上で一緒にご飯を食べていた。くらいの事で3人とも逮捕検挙出来てしまうという事です。

▶︎いま世界で起きている言論の弾圧

いまミャンマーでは謂れのない事で沢山の方が逮捕、検挙、更には命を奪われています。
昨年2020年の香港デモも目新しい事実です。
香港へ旅行に行かれた事のある方は多いのではないでしょうか？
あんなことが起きるなんて想像出来ましたか？

信じられないことが実際に現実で起きているのです。

▶︎ミャンマーで起きたクーデター

ミャンマー国軍に反抗的な態度を取る地区では兵士が暴れ回っており、手当たり次第に人を殴り、殺害しています。
近隣諸国は内政問題として見て見ぬふりをしていますが、このまま事態が進めば、アジアの中心地に大きな破綻国家が誕生してしまうでしょう。

▶︎香港デモ

香港では2020年民主化を求める抗議行動が何カ月にもわたって続きました。
そんな中、香港での反政府的な動きを取り締まる中国の「香港国家安全維持法」が6月30日に施行されました。
違反者は最高で無期懲役が科されます。

▶︎そして今、日本でもパンデミックに乗じて憲法改正が可決されようとしている

そして今この日本でも、パンデミックに乗じて憲法改正を推し進めようとする動きがあります。

この自民党が掲げる憲法改正案。
具体的には4つの問題点が指摘されています

・改正案は憲法の根本としての考え方に誤りがある
憲法とは何か、について根本的な理解が間違っていること。憲法は、「権力を縛る鎖」です。「国民を縛る鎖」ではありません。

・基本的人権の尊重
人権とは何か、についても根本的に理解が間違っていること。
人権は、憲法によって国から恩恵としてあたえられるものではありません。人間であることによって、すべての人が普遍的に、当然に持っている権利で、国家、政府等の公権力が侵してはならないものです。

・脅かされる戦争放棄
「集団的自衛権」を認めることが引き起こす危険を隠し、現在の9条が日本にもたらしている平和の恵みを帳消しにしようとしていること。
自民党改憲草案は9条を改正して「集団的自衛権」を認めようとしています。しかし、「集団的自衛権」とは「自衛」という名前がついていますが、その中身は「軍事同盟」です。「集団的自衛権」を認めて他国と「軍事同盟」を結べば、第三国が地球の反対側で日本の同盟国に攻撃した場合でも、日本はその第三国に反撃することになります。そうなると、その第三国にとって日本は「敵国」となりますから、日本は、国際法上、直接、その第三国から攻撃されてもやむを得ないこととなるのです。

・憲法改正に伴う緩和
「日本の憲法改正手続が極めて厳しく、民意を反映するためにその条件を緩和しよう」という主張がおかしいこと。
各院の総議員の3分の2以上の賛成で国会が改正案を発議し、国民投票を実施して、その過半数の賛成を要するという日本の憲法改正手続は、実は、世界の憲法改正手続の中で、「ひどく厳しい」ものではありません。あるとき多数派となった集団が安易に憲法を改正し、その結果、少数者の人権が侵害されたり、多数派少数派に限らず国民が共通に大事に思っている価値が簡単に否定されたり、国民一人一人が生きていくうえで極めて重要な利益が侵されたりすることがないよう、改正に慎重さを求め要件を厳しくすることは、世界の多くの国が採用している「智恵」です。
本当のところは、今の改正手続の緩和を先行させようと主張する人々は、自分たちの考える憲法改正に賛同者が少なく実現しそうもないと考えたので、要件の方を緩和しようとしているのです。

これら4点が自民党改憲草案の問題点です。

私たちが生まれながらに持つ、自由の権利が奪われようとしています。
これは絶対に阻止せねばなりません。

大切な事から目を逸らされようとしています。
今こそ落ち着いて社会の動きをご自身の目でご覧になってみてください。

日本国憲法改正草案 | 資料 | 自由民主党 憲法改正推進本部
https://constitution.jimin.jp/document/draft/

いかがでしたでしょうか？
私たちが当たり前にしている基本的人権がまさに今脅かされそうとしています。

後から気がついて手遅れでしたでは済まない。
本当にいま岐路に立たされています。

私たちの自由を守りましょう。

信じるか信じないかはあなた次第です。

▶︎索引
共謀罪ってなに？〜LINEもメールも監視される時代に？〜 | POST
http://sealdspost.com/archives/5338

なぜ自民党の憲法改正草案では「基本的人権」九十七条が削除されているのですか？ | 秩父市議会議員 　清野 和彦　ブログ
https://gamp.ameblo.jp/kiyonokazuhiko/entry-12175698463.html

日本国憲法改正草案 | 資料 | 自由民主党 憲法改正推進本部
https://constitution.jimin.jp/document/draft/

日本の国会、対テロ共謀罪の法案可決 - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/40283813

日本国憲法改正草案

https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf

ミャンマーがアジアの次の破綻国家になる恐れ
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64968

「香港国家安全維持法」が施行　最高刑は無期懲役 - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/53244732

憲法「改正」問題　―　自民党改憲草案の４つの問題点 | 憲法 | JCLU - 公益社団法人 自由人権協会
http://jclu.org/constitution/issue/

インタビュー／知る権利・表現の自由が奪われる／共謀罪法案／木村広出版労連書記長 - 連合通信社
https://www.rengo-news-agency.com/2017/05/25/インタビュー-知る権利-表現の自由が奪われる-共謀罪法案-木村広出版労連書記長/