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本当に大丈夫??世界に遅れを取り続ける日本の食品基準

私たちの生活、健康に重要な食事。

身体を構成するものですから、安心安全なものを選びたいですよね!

みなさんは食品表示法の改正があったのはご存知ですか?

それについてまとめましたので、
早速見ていきましょう!


▷『人工』や『合成』という用語の使用が禁止に!?

日本国内の消費者意向調査で、食品添加物が消費者の忌避の原因になっている事が明らかになった事を受けて、すべての食品や飲料のラベルに食品添加物表示する際、『人工』『合成』という用語を表記する事を禁止しました。


『合成保存料』及び『人工甘味料』は消費者による誤認を防止するため、『保存料』及び『甘味料』と表示する事とする。

全ての食品製造企業は、この変更を実施するため2022年3月31日まで移行期間が与えられる。

これにより、無添加や天然等の表記も規制されるようです。
誤解を与える表現も確かに見られるので、これにより改善される事を願います。

▷ 新型コロナだけじゃなかった 農薬規制でも後手に回る日本政府

新型コロナウイルスの感染被害拡大で、対応のまずさを国内外から厳しく批判された日本政府。
実は、対応の遅れを追及されているのは感染症だけではなかったのです。
いま主要国では、人の命や健康、自然の生態系に目に見えない重大な影響を及ぼしているとして、農薬の規制強化が急速に進んでいます。
しかし日本は農薬規制に大幅に遅れをとっています。

▷使われ続けるネオニコチノイド系農薬

ネオニコチノイド系農薬は、昆虫の脳や中枢神経内にある神経伝達物質アセチルコリンの正常な働きを妨害し、異常興奮を引き起こして死に至らしめる神経毒で、日本でも稲作や野菜・果物の栽培に広く使われています。

しかし、トンボやカゲロウなど対象とする害虫以外の昆虫や、様々な種類の野鳥、魚、哺乳類の繁殖に、重大な影響を与えている可能性が、最近の研究で明らかになってきました。
さらに、発達障害児の急増との関連や母親の体内での胎児の成長との関連など、食べ物を通じた人への深刻な影響の可能性を示す研究結果も、日本の研究者らによって次々と報告されています。

▷迅速に動いた欧米、韓国

欧州連合(EU)は2013年ごろから徐々に規制を強化。2018年には、日本でも使用が認められている主要ネオニコチノイド系農薬のうち、クロチアニジンなど3種類の屋外での使用を禁止しました。
チアクロプリドも今年4月に農薬登録を失効させることを決め、EUとは別に、フランスは2018年、ネオニコチノイド系農薬の使用を全面禁止しています。

米国も2015年、環境保護庁(EPA)がイミダクロプリドなど4種類のネオニコチノイド系農薬について、新たな農作物への使用や空中散布など新たな使用法を認めない方針を決めました。

新型コロナウイルス対策で日本政府との違いが際立った韓国は、ネオニコチノイド系農薬の規制でも、EUが3種類の屋外での使用禁止を決めた直後に同様の措置をとるなど、迅速な対応が取られています。

▷なぜか規制緩和する日本

世界の動きに対し、日本政府は静観どころか、逆に規制緩和を進めています。
例えば、スーパーなどで売られている農産物は農薬の残留量の上限(残留基準値)がそれぞれ決まっていますが、政府は2015年にクロチアニジンの残留基準値をホウレンソウは従来の13倍強の40ppm、シュンギクは同50倍の10ppmに引き上げるなど、段階的に緩和しているのです。。

▷ EUで使用禁止の農薬が大量に日本へ 

人への影響が懸念されることから、欧州連合(EU)域内での使用が禁止されている農薬が、EUから日本に大量に輸出されていることが、国際環境保護団体グリーンピースなどの調べでわかりました。
欧州やアジア諸国に比べて農薬の規制が緩いと言われている日本が、世界の農薬メーカーの草刈り場になっているのです。

▷ 東京五輪で日本の食材が使えない!? 

「日本の農産物は安心・安全!」と思っているのは、日本国内だけ。

「日本の農産物は安心・安全!」
常識だと思っていたことが、海外ではまったく違う捉えられ方をしています。
国産農産物が安全だと思っているのは日本人だけで、世界では日本の甘い安全基準が不安視されていました。
中国から輸入した野菜で基準を超える残留農薬が検出されたことなどを受け、日本では国産であることが安全性を担保しているように受け止められてきましたが、「日本産の信用力」は国内では通用しても、海外では安全性の根拠にならないのです。

日本の食材は農薬が危ないので、選手は自国から食材を持ち込むようにと言われているという話も。。

▷ 海外では当たり前になりつつあるのに、日本には法規制すらないアニマルウェルフェア問題

和牛という言葉がそのまま「Wagyu」と翻訳されるなど、近年では海外においても人気となっている国産和牛。
ところがこの国産和牛も、アニマルウェルフェア(畜産物のストレス軽減及び快適に過ごせる環境での飼育を行う)観点からすると、世界基準には遠く及びません。

東京オリンピックにおける食材の調達基準には、アニマルウェルフェアに配慮することが求められていますが、日本にはこのような法規制がないのが現状なのです。

スーパーで販売される安価な食肉や畜産物の裏側。薬剤の多量投与・遺伝子組み換え飼料・ストレス過多の飼育が動物と人間に及ぼす悪影響。アニマルウェルフェアをご存知ですか?私たち消費者の正しい選択でオーガニック畜産物を広げよう

オリンピックはスポーツの祭典でもありますが、2012年のロンドン大会以降は「持続可能なオリンピック」「環境に配慮したオリンピック」への取り組みも行わるようになりました。

東京オリンピック開催を機に、日本は開催国として、改めて食に対する意識改革を行う時期に来ているのです。

▷まとめ

いかがでしたでしょうか?
食は安全と思われていた日本。

海外から見ると農薬が多く危ない国と見られているようです。。

食材は身体を構成するために最も大切なものなので、しっかり確認していきたいですね。




▷参考
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50668?imp=0



http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/60945/


https://twitter.com/orangeboxkitty/status/1390641358776377344?s=21

真実を知らないだけ!?日本は世界でも有数の農薬大国 
https://prolabo-farm.com/column/pesticide/

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