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世界のごちそうのはじまり

私が「世界の料理」に興味を持ちだしたのは
愛知県のホテルでフランス料理の料理長をしていた頃
お客様でインドのヨガの先生をしている方にインドのデリー、リシュケシュ、ハリドワールに連れて行ってもらった事が始まりだ。

インドの旅は1週間の予定で最初は気乗りがしなかったが、デリーに着き2日もしないうちにインドの食文化にはまってしまった。
インドで食べたカレーは日本人が思い浮かべるカレーではないが、基本的には3食カレー味だ。
しかし、このカレーがすごかった。朝食べるカレーのスパイス、昼食べるカレーのスパイス、夜食べるカレーのスパイスが違ったのだ。材料に寄っても調合を変えたり、体調に寄ってもスパイスの量を調整したり、私はまんまとスパイスの魔法にやられてしまった!

かなりの衝撃を受けた私は「インドでこれだけの衝撃があるのであれば他の国はどうなっているのだろう?」と,そののち世界30か国を味の修業ををして来ました。

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世界には国の数だけ、人の数だけ、レシピがある。私はその事を知り、ワクワクしました。どの瞬間も世界のどこかで料理をしている人がいる。そのレシピを知りたい!そんな気持ちが沸き起こったのです。

旅で書き溜めたレシピ

そして、わたしは、当時勤めていたフランス料理の料理長を辞めて、世界へレシピを教わる旅に出かけました。気が付けば。3年、世界30カ国の国を訪問していました。私の「世界のごちそう」のはじまりです。

現地の方と関わり、レシピや人々の生活を教わり、あたたかな親切や思いやりに触れると同時に、私にはどうすることも出来ない貧困、飢餓、差別の現状も目の当たりにしました。

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私は「世界の料理」を通じて世界に興味を持ってもらう事、食べてもらい歴史や文化に触れ、その国の問題を知ってもらう事を活動にしています。

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