読書ノートと雑記とオナニーと
雑然と文字が散りばめられているのが好きだ。漢字の骨格性、ひらがなの跳躍性。そこに文字がいるだけで心が豊かになる。僕は意味とは違う次元で本を好むときがある。もちろん意味に心動かされ、その意味を解釈する、解読する、解体する、血反吐を吐きながら己を捨てて意味に中立的に、誠実に、それだけを捉える。そんな読書も好きだし、それが僕のスタンダードではある。だがしかし、そのスタンダードとは平行して、もうひとつの基準に「文字が踊っているか」がある。活字はまさに活きている文字で、純白な紙の上を没