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LoLプロシーン移籍ニュース2020年11月17日

2020年11月17日より、LoL esportsではフリーエージェント(FA)期間が開始となった。簡単に言うと、契約終了となったプロ選手がプロチームと自由に交渉できる期間の始まりだ。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、国家間の移動に制限が生じている。一般的に行われている「入国後2週間の自主隔離」が、来シーズン開幕時ギリギリの移籍の障害となることもあって、今年のオフシーズンは動きが速いとも予想されている。

FA期間開始前から、有力選手の移籍もいくつか噂されている。さっそく初日の主な動きを見ていこう。

LCK

リーグ全体の注目ポイント:2021シーズンよりフランチャイズ化するLCKでは、入替戦がなくなり、各参加組織にアカデミーチームの運営とアカデミーリーグへの参加も義務付けられる。LPLやLCSへの有力選手の移籍の可能性も、さまざまな噂が飛び交っている。

Jin Air GreenWingsが解散

移籍ではないが、LCK・CKに長年参加し続けてきたチーム「Jin Air GreenWings」が解散、LoL部門の運営終了を発表した。来年よりフランチャイズリーグとなるLCKの参加チームに選ばれなかったのが主な理由のようだ(Ashley Kang氏の英語ツイート)。

Viper・Lehendsの2選手がHanwha Life Esportsを脱退

Kellin選手がGen.Gを脱退

同チームのLife選手は契約更新が発表されている。

Mystic・Benの2選手がAfreeca Freecsより脱退

同発表にて、他にも複数のコーチ陣が脱退している。ジャングラーのDread選手とは契約を更新。また、Alvingoコーチがアカデミーチームの監督に就任し、現役引退したSpirit選手もアカデミーのコーチになると発表された。

Doran・Chovy・Deft・Keriaの4選手がDRXを脱退

この中で最も注目株はChovy選手で、FA期間前からLCSやLPLへの移籍がささやかれ続けている。またDeft選手は2020シーズン中の報道でたびたび引退の気配があったが、来年も現役を続けるのか続報が待たれる。

Nuguri・BeryLの2選手がFAに

今年のWorlds優勝チームから早速2人がFAに。FAにはなったものの、チームは契約更新を目指して目下交渉中とされている。Hoit・Flame選手もFAが発表されている。

LCS

リーグ全体の注目ポイント:アメリカ全体が、新型コロナウイルス流行と大統領選挙で先の見えない社会不安に陥っていた2020年。トランプ政権下での移民抑制政策はLCSの外国人選手にも大きく影響し、ビザの取得ができなかったり遅れたりといったケースが多発していた。ヨーロッパからのビッグネームの移籍がかねてより噂されている。

Nisqy選手がC9より脱退

Fnaticへの移籍が噂されているが、果たして。また空白となったC9のミッドにはG2のPerkz選手の噂がある。

Froggen・Fenix・V1perの3選手がDignitasを脱退

FBI・Closerの2選手が100 Thievesに加入

FBI選手はオセアニア、Closer選手はトルコからで、両選手ともに2020シーズンから継続してLCSへの参加となる。OPL廃止によってオセアニアは北米地域の一部扱いとなったため、FBI選手は北米在住者扱いとなる(外国人枠を使わない)。

LEC

リーグ全体の注目ポイント:有力選手たちのLCSチーム移籍が噂されている。そうして空いたポジションに、ナショナルリーグ上がりの新人選手が入ってくるだろう。数年以上主力メンバーが変わらなかったチームにも、変革の時が訪れそうだ。

Crownshot選手がSKを脱退

Finn・Vanderの2選手がRogueを脱退

今年のWorldsに初出場を果たしたRGE。トップレーンで実力を示した若手のFinn選手、ベテランサポートのVander選手が脱退となった。

Odoamne・Trymbiの2選手がRogueに加入

Odoamne選手はS04から移籍してきたベテラントップレーナー。Trymbi選手はナショナルリーグで活動していたサポートで、2021シーズンの新人となる。

LJL

まだ新規加入選手の発表はないが、多くの選手がFAを表明している。

BC Eugeo
CGA Grendel
CGA Yunika
SHG Arumik
SHG Ramune
SHG Pooh
SHG Honey
V3 Paz

また、SHGがかなり狭き門の選手募集を出している。

その他

LPLチームからもFAが発表され始めているが、Weiboでの発表が主なのでなかなかチェックしづらい。LPL情報ではTwitterのLPL英語勢ツイートが参考になる。

なお、どこかで見た名前のメンバーによる「ワイルドリフト」チームが結成されたというニュースも。

つづく

タイトル写真:LoL Esports flickr

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