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風穴をあけろ!50歳まだヒットを狙うミュージシャンの軌跡⑥子供の時の霊体験 SEiZI/晴志

座敷童子と遊んでた話
は①話で書いたが、子供のころはとにかく霊的なことが多かった。
俺の頭の中は常にファンタジーだった。

単なる妄想?だったのかもしれないが
虫や花や家具に至るまで
みんな俺に話しかけてきた。
座敷童は常にいろんな場所に現れた。

苦労したのが人の心の声が聞こえること。
それは子供の俺には結構きつくて、周りに気を使うし
どこかで卑屈な性格を作り上げた。
人の目が気になるし噂話が気になる。

その分、身内にはすごくわがままで
ちょっとしたことで拗ねるようになって行った。

大人になるにつれ克服はできたのだが。
マイナス思考は根付いていた。

正直ラリってたのかも??。
っていうか、脳内麻薬が常に出てたんだろうな。

今はものすごくプラス思考。
いろんな経験の中で今「ここ」に至った。


でもね、そうじゃない、
いわゆる霊体験も実際にリアルに覚えてるのだ。

当時、俺たちは兄弟同じ部屋で二段ベットで寝ていた。
その部屋にお袋が仕事で使うタイプライターが置いてあって
その日も、ベットの中でお袋のタイプライターの「カチカチ」いう音を聞いていた。

小学校低学年だから布団に入るのは9時くらいかな?

お袋が、うちから自転車で5分くらいの工務店の事務をやっていたんだが
忘れ物をしたとかで、それを取りに行くという。

眠れなかった俺は一緒に自転車の後ろに乗って連れて行ってもらうことにした。

先に玄関を出て、お袋が納屋から自転車を出す間、外で待っていた。

家の前から10メートルくらいの街灯の下に青く照らされてお向かいのI本さんのおじちゃんが白い着物と下駄を履いて立っていた。
おじちゃんは普段から「せいちゃん、せいちゃん」と俺のことをかわいがってくれてた。

「おじちゃん、何してるの?」

おじちゃんは何も答えなかった。

お袋が自転車を出してきて、早く乗れと急かした。
「おじちゃん、何してるんだろうね?」
お袋は「???」な顔をして「早く行くよ!」と俺を促した。

お袋の自転車に乗って工務店に向かい、また家まで戻る。
この間15分くらいかな?

帰ってきたら、おじちゃんはまだ街灯の下に立っていた。
おじちゃんが俺を見ているのはわかったけど、なぜか?しゃべってくれないし、お袋も気にしてない。

「おじちゃん、おやすみ~」
お袋と一緒に、自転車を納屋に片付けて、お袋が納屋の戸締りしている間に
もう一回、家の前の道路に出てみた。

おじちゃんは、俺をみると、一回だけうなずいて
路地のほうに歩いていった。
「カラーン、コローン」と下駄の音が鳴り響いた。

俺は「おじちゃーーん」と言って路地のほうに走って行ったが姿は見えずに
「カラーン、コローン」と下駄の音だけが響いていた。

お袋が「何してるの?おうちはいるよ」と呼びに来た。

「I本のおじちゃんどしたのかね?」と俺が言うとお袋は
「は?何言ってんの?この子は」と笑いながら言った。

お袋はおじちゃんに気付いてないようだった。

次の日おじちゃんが亡くなっていたことを知らされた。
子供心に「死ぬ」ってことが正直よくわからなかった。

ここ最近になって親父が言った。
「お向かいの家、幽霊出るんだよ。むかし風呂場で変死体が見つかったんだ。だから、しょっちゅう住人が入れ替わるだろ?」

今でも、夜中にトイレに起きて、窓から向かいのお家をみると
お風呂場だったとこが薄い赤紫にボーっと光ってることがある。

おじちゃんは最後に俺に会いに来てくれたんだな、と今でも思っている。

「信じる信じないはあなた次第」

よく、「霊なんて非科学的だ!」という人がいるが
体験してみたらそんなことも言ってられないだろうな。

おれは、大人になってからも「非科学的な体験」を何度もしてる。

でも「霊なんて非科学的だ!」って人はまずそんな体験しないのかもしれないねwww

でもね、この、霊感、
音楽やるうえでいろいろ役に立つのさ。
特にライブでね。
「空気を読む、とか、空気を変える」っていうでしょ??
あれですよ!あれ。

また次回!!


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