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坂道グループにハマったことがなかった僕が日向坂46を好きになっていく3ヶ月間のお話

あっという間でした。当然、坂道グループは個人としても楽曲としても有名なものは多いので認識はしていました。しかし本格的にハマるまでには至っていませんでした。

そんな僕が日向坂46にハマっていくまでの道のりはどういったものだったのでしょうか。

前提:一般般知識としての認知

前身であるけやき坂46の頃から、存在は知っていました。しかし、顔と名前が一致するメンバーはおらず、活動についてもほとんど知りませんでした。日向坂46への改名もたまたまYahooニュースで見かけて、へえ〜というくらいの認識でした。

唯一の情報は、毎週聴いている「オードリーのオールナイトニッポン」でたまに日向坂46の名前が出てくるため、一緒に番組をやっているということを知っている程度でした。

興味:「おもしろい動画」としての日向坂46

そんな状態の僕にとって、日向坂46への興味が一段深まったのはTikTokでした。そしてこれは正規ルートでなく申し訳ない気持ちもあるのですが、「日向坂で会いましょう」の放送が転載されていた動画でした。

お笑い芸人として好きなオードリーと、メンバーの名前を知らないアイドルが絡んでいる様子が、純粋におもしろかったのです。普通こういった動画は、アイドルの子たちのパーソナリティを知ってこそ楽しめるものだと思います。しかし「日向坂で会いましょう」の動画はそういったことを知らない僕にとってもおもしろいと感じることができるものだったのです。

TikTokで動画が出てくるたびに見てしまうと、どんどんTikTokも別の動画をおすすめしてきます。次第に、一部分を切りとったものではなく番組全体を観てみたいという気持ちになっていくのです。

(なお、転載動画は違法であり本来はTikTokにそういった動画が存在していないほうが望ましいです。しかし、今回のように「きっかけ」を与えてくれたのは転載動画…悩ましいですが、公式が様々なチャネルを使って露出を増やしていくほかありません。過去に放送されたテレビ番組の一部をプロモーションとして使うということはハードルが高いと思いますが、番組の評判や性質を考えると実は有効な施策なのでは…とも思ってしまいます。)

深耕:「日向坂で会いましょう」で一歩踏み出す

そうして「日向坂で会いましょう」を毎週録画するようになりました。まず驚いたのは、番組全体のバラエティ要素の強さです。企画がけっこうハードだと思いましたし、メンバーが臨むスタンスもバラエティ番組のようだと感じました。

また、秀逸なのは「テロップ」です。メンバーやオードリーの「日向坂で会いましょう」以外での活動や発言を引用したり、オマージュしたテロップを入れています。このテロップにより笑いの量が一段あがり、更におもしろいという要素を強くしているように感じました。

メンバーがネプリーグに出演した際の誤回答を引用したり、雑誌の表紙を飾った際のキャッチコピーを使ったり…

ちなみにこの番組の制作はケイマックスという会社が担っています。

何度か番組を観て、徐々に各メンバーの顔と名前が一致するようになりました。そして同時進行でこれまでの楽曲を聴いたり、YouTubeでMVを観たりしました。過去にも聴いたことがある楽曲も多かったのですが、「日向坂で会いましょう」との振り幅を改めて感じました。

「ド」バラエティ番組で見せる表情とは違って、純粋に「かわいい」、「かっこいい」と思わされる歌やダンス。「異性を落とすためにはギャップが重要だ」なんてのはもう使い古された言説ですが、いまだなお有効なアプローチであることを再確認しました。

気づいたときにはすっかりハマって「ライブに行きたい」という気持ちが強くなっていました。もちろんこのコロナ影響で、次いつライブが開催されるか分からない…しかしきっとファンクラブに入っていないとチケットは取れないのだろう…

そうして前述のTikTok動画と出会って約2ヶ月後、めでたく僕は日向坂46のファンクラブ会員となりました。

歓喜:コンテンツ包囲網

本格的に日向坂のファン、通称「おひさま」となってからは、楽しむコンテンツが様々あることに歓喜しました。タッチポイントが多いことは、単純接触効果としてファンのロイヤリティを高めます。

まずはブログ。メンバーそれぞれもちゃんと定期的に更新していますが、そもそもメンバー数が少なくないため個人の投稿が少なかったとしても、ファンは一定量の発信を受け取ることができます。

次にトーク。これは不定期にメンバーから送られるメッセージを受け取ることができるサービスで、1メンバーあたり300円かかります。テキストだけでなく、画像や動画が送られることもあります。日向坂メンバーは個人でTwitterなどSNSをやっていませんが、恐らくそれはこのトークの価値を高めるためだと思います。ほかのSNSをやっていない中、リアルタイムでつぶやきを見ることができるのは貴重です。

また「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)」という音楽ゲームアプリもあります。これは櫻坂46との共同アプリですが、2グループの楽曲を使った音楽ゲームを楽しむことができます。しかもゲームプレイ中は、ライブの音源と映像が流れます。ゲームとして楽しみつつ、勝手に楽曲にも詳しくなれるという点でとても良いと思いました。

また、日向坂46は現在特に勢いがあることから、他のメディアでもよく見かけることができます。テレビ番組にもよく出演していますし、雑誌に取り上げられることも多くなっています。今まで気づいていなかっただけで、まわりをよく見渡せば包囲されていたのです。


B.L.T.も買いました

やっぱりライブが見たい

コンテンツは様々ありますが、やっぱり見たいのはライブです。とはいえこんな状況では…という中、2020年12月24日のクリスマス・イブに、「ひなくり2020」がオンライン配信されました。これは2018年のけやき坂46時代に日本武道館、日向坂46となってからは2019年に幕張メッセで開催されたライブです。そして2020年は東京ドームでの開催を予定していましたが、コロナ影響により延期となり、代わりにオンライン配信となりました。

純粋なライブというより少しストーリー仕立ての配信ですが、会場の観客席もふんだんに使った演出は非常に楽しめるものでした。また、休養中になっていた松田好花さんがこのライブで復帰をした際には、まだ「おひさま」歴が非常に浅い僕も涙せずにはいられませんでした。

また、「ライブってやっぱりいいな」と思えた他のポイントとして、いつも注目して見ているメンバー以外にも気になるメンバーが増えることです。特に三期生だけで歌ったシーンは非常に印象的でした。また、自分が歌う場面じゃなくても表現豊かな表情を見せる影山優佳さんのパフォーマンスもすごかったです。

ひなくり2020が終わってしばらくした頃には、過去のライブ映像も観たくなってライブBlu-rayが同封されているアルバムを購入していました。

またハマるタイミングが少し遅かったため、映画館で放映されていた「3年目のデビュー」を観ることができなかったのを悔やんでいましたが、きちんとこちらもBlu-rayを予約しました。来週届くのがとても楽しみです。

以上、日向坂46にハマるまでの軌跡でした。こうして見ると、かなり多様なチャネルにタッチポイントが存在しており、ファンを獲得する・飽きさせない工夫がされていると思います。

まだまだ「おひさま」新人ですが、2021年は日向坂46を応援しつつ、良い1年にしたいと思います。

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