オンラインで転職。備忘録

先週の月曜日に転職しました!

業界変わらず、クラウドサービス提供会社からクラウドサービス提供会社。元も先も米国が本社で外資系から外資系。自分が若い頃は少数派だったものの、最近では珍しくないでしょう。でも、フルリモートワークからフルリモートワークという勤務形態での転職。そう。出社ゼロの在宅勤務を継続します。

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このケースは、まだまだ珍しいかもしれないのと、今後当たり前になるのか、あるいは、過去にそんなことあったね。なんてことになるのか。備忘録として、体験談を綴ります。

●転職活動

興味のあったポジションが2つあり、それぞれ2社応募。どちらもフルリモートワーク。そのため、会社に訪問することなくオンラインで面接するのみ。普段からオンラインで打ち合わせをすることに慣れていても、面接となると種類の違う緊張感が生じます。過去経験した転職活動では、面接当日、行きの電車や会社訪問前に近くのカフェで、面接のイメトレなどし、徐々に意識を上げながら本番に望んでました。
が、オンライン面接ではこの準備運動がなくてもOK。移動時間が不要ということは、スケジュールのやりくり負荷が減り、現職の同僚(特に上司)にバレずに活動しやすい。という利点はあります。
けれど、移動もせず自宅で仕事と転職のスイッチがしにくいと考え、自分は有給休暇を取ってのぞみました。このほうが、精神衛生的には良く、頭の中のノイズを最小限に抑えて、面接と仕事の両立ができました。

●退職手続き

以前の会社は、昨年の3月からフルリモートワークが開始。業務上、必要にかられて、1回だけ今年の1月に出社したのみ。それも1時間だけ。ということで、ずーと在宅勤務。最初のうちは戸惑ったけれど、もともと全社員在宅勤務が選べる環境で、ZoomやSlackを常用していたのと、出勤してもフリーアドレスで働くスタイルだったため、それほど混乱なく、会社全体でフルリモートワークへ移行できた印象があります。とはいえ、重要な話はできれば、オンラインでなくフェイストゥーフェイスでしたいもの。ごく稀に客先訪問ありつつ、社内の会話はオンラインありき。しかも、緊急事態宣言が継続されている中では、上司への退職申し出はオンラインで伝えるのみ。本当は顔を合わせて伝えたかったものの、こればかりは。。。

ちなみに退職が決定してから退職日まで、フルリモートワーク特有の経験をしました。

  • 退職が決まってから、部内・部外へ「退職するらしいよ」という情報が流布しにくい。反面、引き継ぎに支障がでるため、自分のプロフィール、カレンダーの予定、Slackのステータスで退職日を意図的に伝える必要あり(気配を消して、辞めたい人には好都合かな)

  • 緊急事態宣言中のため、送別会なんてご法度。せいぜいZoom飲み。そのため飲み疲れしないし、お財布にも優しい

  • 最後の挨拶として、お菓子を持って各フロア周りが不要になる。とは言え、これだと感謝が伝えにくいので、一斉にメール配信せず、SlackやEカード(デジタルポストカード)で個別やりとりをこまめに実施。結果、口頭より中身のある会話ができたのは良かった

なお、以前は出社してたため、最後は出社し、私物の入ったロッカーの片付けや、PC・iPhone・社員証・入管証、さらに社員食堂用のカードにチャージしたお金の払い戻しなど一気に処理。もろもろの手続きをすることで、あぁ、退職するんだなぁ。という実感が。

●入社

新しい職場からは、MacBookが自宅に届き、入社手続きは署名を含め、全てオンラインで完了。「DXをどう進めたらいいのだろうか?」なんて発言は、悠長というより周回遅れで、すでに環境構築できている会社はあるもんです。1度も足を運んていない会社に入社、勤務開始。これが今時のスタイルなのかぁ。

そして1週間が過ぎ、昨日今日は初めての週末。1週間前の日曜日は期待と不安が入り交じってたものの、今は、不安がグッと減りました(いくらなんでもゼロにはならない)。なぜかというと、会社に出社して感じるがストレスがぐっと少なかったから。ざっと3つほどあります

1.通勤経路の変化がない

新しい職場の最寄駅が一緒でない限り、転職したら通勤経路は変わります。変わるということは、自宅を出る時間、帰宅する時間は変わります。最初のうちは余裕を持って行動せねば、乗り換えポイントを模索することがストレスになります。在宅勤務ならこの悩みは不要。

2.昼食の変化がない

社食、外食、あるいは弁当持参するにしても、慣れるまで戸惑います。在宅勤務はこの悩みが不要。今までの昼食スタイルを継続中。反面、一緒に入社した同期や同僚と会話する機会がなくなるデメリットもあります。

幸いにして、新しい職場は入社者向けオンラインランチのイベントがあり、このデメリットは解消されました。感謝!

昼食に限らず、フルリモートワークで入社すると、分からないことを同じ入社日の同期同士で共有しよう・解決しようと意識が自然と芽生え、あっという間に同志として頑張ろうという一体感が形成しやすいとすら感じてます。

3.服装の変化・対応が不要

同じ業界での転職であれば、服装がガラッと変わることはないけれど、やはり、出社してみないと雰囲気は把握しにくいもの。働き始めてからだと時間に余裕がなくなるため、入社前に服の買い替えをする人もいるはず。それが、フルリモートワークだと服装への意識が下がります。仮に違和感・不自然だなぁ。と思っても、タンスはすぐそこ。休憩時間に着替えることも可能。

これら1〜3は、在宅勤務必須が解除され、出社し始めれば出くわすものの、先送りできるだけで、入社直後のストレスが減るのは十二分に価値ありありです。

さいごに

もちろん、新しい職場のルールや文化を知る、自分の職務を正しく理解し・スキル向上&経験を積む、人脈をゼロから構築するというのは出社・在宅勤務問わずあります。これは時間をかけて取り組み・克服しないとです。

明日から入社2週目。これまで経験した会社の価値観を引き摺らないよう、アンラーン意識して働かねば。

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