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DeNAを退職しました

2019年10月15日を持って、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)を退職しました。9月27日が最終出社でした。約2年弱でしたが本当にお世話になりました。

次は新しくできる会社の唯一の正社員エンジニアとしてゴリゴリに新規サービスを作ります。作っています。まじでゴリゴリに作ってバンバンリリースするつもりなのでご期待ください。6月から動き始めていて、副業として仕事を受けていたんですが、とても優秀で楽しい人達と、とってもおもしろいプロダクトを作らせていただいてます!

DeNAで触った技術

- iOS - Swift
- Android - Kotlin
- Firebase - Messaging
- Backend - Ruby on Rails, GraphQL
- WebFront - Vue, Nuxt, Express, Node.js
- GCP - GKE, PubSub, CloudSQL, Stackdriver Logging, GCS
- AWS - SES, SNS, WorkMail, Elasticsearch

副業求む

いろいろな経験をしたいと思っているので、お仕事の依頼、受け付けています。締め切りがシビアな仕事は、本職があるのであまり受けられないですが、週1稼働くらいのお手伝いや技術面のサポート(特にiOS/Firebase)は行えるのでお気軽にお声がけください。おもしろそうな案件お待ちしています。こちらに経歴やスキル等を書いてありますのでよろしければご確認ください。

さらに!僕の相方も副業を募集しており、Vue/Nuxtのエンジニアでゴリゴリ実装できる人です。とにかく手を動かせるタイプの人なので、スポットで手が足りないときだけ時間給でお願いするとか全然OKです。是非お声がけください!

ポエムの要約

少し下に書いたポエムが長くなっちゃったのでまとめると

- いろいろな技術領域に取り組んだよ
- サービスリニューアルは大変だったけど、とっても成長できたよ
- 一人で一般的なサービスの設計から実装・運用までできそうだよ
- たくさんの人と関わりを通して人間的にも成長した気がするよ
- もっと強いエンジニアになれるようにこれからも頑張るよ

です。詳細を興味ない人は飛ばしてください。

ポエム

Hello DeNA

DeNAに入社する前は、iOSアプリが少し作れる、AWSのサーバレスには詳しいだけの人間でした。そんな中、Wantedly経由でアニメ系のサービスにiOSエンジニアとしてJOINしないかという話を受けて、入社しました。ただ、面接途中で社内でリソース調整があって、むしろ小説系のサービスがiOSエンジニアを欲しているという話があり、そちらへJOINすることになりました。そこでは、約10年もののサービスをスクラッチでフルリプレイスするという話でした。GCP, Kubernetes, Rails, Vueなど自分がこれまで使ってこなかった技術を使うとのことで、面白いことになりそうだと思いながら入社した記憶があります。2018年1月のことです。結果、2019年の4月に無事(?)リニューアル版サービスをリリースし、サービス改善に取り組んできた中でいろいろなことがありました。語り始めると終わらないので、自分がどういうことをやってきたのかに絞って話します。

Mogaming on Rails

iOSエンジニアとして入社したものの、バックエンドの開発もやりたいしやってほしいと言われていたので、入社してから4ヶ月はGraphQL on RailsとRailsのサービス管理ツールの開発を行っていました。初めて書くRubyとなんでもやってくれちゃうRails・ActiveRecordに惑わされながら全く新しいGraphQLという思想にぶん殴られ、とても刺激的でした。今となっては、Rubyはかなり好きな言語で、手元でスクリプトを書くときは、Shellの代わりにRubyで書くくらいになりました。GraphQLも、2018年のiOSDCで発表させていただきましたし、パフォーマンスのネックになるところも語れるようになりました。今話題の技術に本番環境で使えたのは大きかったと思います。

vs UIKit

その後、6月ごろから小説を書くためのエディタをiOSアプリに実装し始めました。デザイナーさんと相談しながら5つくらいプロトタイプを作成して、本実装するなど、普段はやらないテキスト入力を頑張るという非常に大変な開発でしたが、とてもいい経験でした。UIKitの実装を推測しながら実装をしないといけないのが毎度毎度つらいなぁ…。GraphQLとのつなぎ込みや、実は初めて作るWebViewこねこねする感じなど、いろいろ大変でしたが、VIPERを活用しながらいろいろな仕様に対応するのはとても楽しかったです。

Swifty Kotlin

この頃、リソースぱつぱつでAndoidアプリを作る人がいなかったので、自分が手を上げて実装しました。KotlinとSwiftの違いに苦しみつつ、AndroidでiOSと同等のエディタ機能を実装しました。加えて、もともとAndroid版にはIn-app Billing機能が備わっていたのでその実装など、DataBindingを活用&めちゃくちゃ苦しめられながら作ったのを覚えています(そんなに昔じゃないしね)。普段はiPhoneを使っているため、勝手がよくわからないのもあって、正直、もうAndroidアプリは作りたくないというか、できるだけやりたくないので、FlutterやReactNativeなどを勉強しようかなと現在進行系で思っております。

GraphQL and Communication

季節は変わり、秋ごろになりました。このあたりから本格的なQAが始まり、コアドメインのGraphQLサーバーのシステムと、通知システムの開発をかなり本格的に行うようになりました。ここでの経験が、自分のバックエンドエンジニア能力をかなり高めてくれました。パフォーマンスを意識したActiveRecordの利用方法とその先で発行されるSQLの検証、細かな要望に対応するための技術・発想力、必要な機能を実現するためのマイクロサービスの設計力が磨かれたと思います。このとき、フロントエンドエンジニアとのコミュニケーションがうまくいってない感じがあったので、持ち前のコミュ力(小声)を活かしてバックエンドとフロントエンドのつなぎ役としてたくさんのAPIの機能や不具合の改修、細かな要望な対応をこなしました。これは、もともとアプリ、いわばフロントを作っている自分にはかなり向いていたと思うし、サービス開発を加速させることができたと思います。こういう部分も自分の強みになるのかと初めて体感しました。QAチームとのやりとりも増え、はじめはイライラしてしまったこともあり迷惑をかけてしまいましたが、徐々にお互い気持ちよく仕事ができるようにコミュニケーションを工夫していたと思います。人間力のレベルアップの音が聞こえました。

Renew Service, Meets Web Frontend

この状態が4月頃まで続き、ついにリリースすることになりました。色々たくさん揉めましたが、1つの節目を迎え、なかなかの達成感がありました。4月中旬にリリースしたのですが、GWまでは23時頃まで不具合対応などに追われていました。GWも仕事をしていましたが、GW明けにはかなり落ち着いて、ずっとやりたかった新機能の開発などに着手し始めました。データを分析して、目標を決めて、施策を打つ。ABテストをして何がよかった悪かったを分析して、次の施策を打つ。この頃、リニューアルプロジェクトが終わり、チームのエンジニアが少なくなったのもあって、Webフロントエンドの開発も担当し始めました。前職で少しやっていたものの、あまり経験はない中でVue/Nuxtでの開発をはじめました。慣れてしまえばWebもアプリも正直そんなに変わらないというか、Viewの組み方はもちろん違いますがやることはアプリと一緒なので、人間やればできるよなーということを再認識しました。

Depends on Me

バックエンド、アプリ、Webフロントと、辞めるまでインフラ以外のすべての領域を担当していました。1つの機能を作るのに全部自分がやっちゃうみたいな感じだったので、超爆速で新機能の開発ができていたと思います。その分自分への依存度も高まっていたわけですが。

Awesome Company

本当に色々なことを経験させてもらいました。たくさんの優秀なエンジニアと話すこともできました。信念を持ったデザイナーとも出会えました。同い年の取締役とも仕事することができました。ロジカルモンスターと呼ばれることもありました。嫌なことももちろんありましたが、人間的にも、技術的にもかなり成長することができました。サービスにも色々な形で貢献することができたと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございます。サービスを本気で良くしたい人たちと本気で仕事するのは本当に楽しく、充実した日々でした。僕はこれからもそういう人たちとサービスを作っていきたいという思いを強くしました。

実は、業務委託というクラスにチェンジして、アプリエンジニアとしてこれからも少しですが関わっていくので、どうぞよろしくお願いします。

将来について

結局色々やりすぎたせいで、いろいろな領域で5段階中3?くらいできる人になっている気がします。 1人でサービスをガンガン作れるような人材が、自分の中で1つのマイルストーンなので順調かなと思います。

何か1つのことを極められる人は本当に尊敬しますし、きっとお給料も高いだろうし、それに憧れるときもあるけど、やっぱり僕は自分がサービスを作っていると思いたい人間なんだろうなと、今回の仕事で痛感しました。新しい会社では今の自分の能力をすべて出しつくして新規サービスをガンガン作る必要がありそうなので、とてもいい経験になりそうです。

その先に何があるのか、自分がそのときどのようなことを感じるのかはやってみないとわからないので、先のことはあまり考えられないなーと思っています。将来の自分の子供が好きなことを存分にできるくらいにお金を稼ぎ続けるのが僕の人生の命題なので、それを達成できる方向はぶれないように、人生楽しんでいきたいです。

ほしい物リスト

それよりも人と会話することがかなり少なくなっているので、僕とご飯に行ってくれる方が嬉しいです。特にランチだと嬉しいです。ついでにオフィスに入れてもらってそこで仕事させてもらえるともっと嬉しいです。よろしくおねがいします :pray:

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