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今さら聞けないユーザージェネレイテッドコンテンツ(UGC)

こんにちは、ピネアルの徳原です。今回は今のデジタルマーケティングにおいて欠かせない、UGC(ユーザージェネレイテッドコンテンツ)について記載していこうと思う。

ユーザージェネレイテッドコンテンツ(UGC)とは?

UGCという言葉は聞いたことはありますか?ユーザージェネレイテッドコンテンツの略称で、この字の如く、ユーザーに近い方が作成してくれたインターネット上のコンテンツのことで、UGCと言っても様々なカテゴリーがある。

  • 自社サイト・自社EC上の口コミ

  • ECモール上の口コミ

  • 公式SNSに投稿されたコメントなど

  • 個人のSNSに投稿された写真や動画、テキストコンテンツ

  • 食べログ、@コスメ、カカクコムなどの口コミサイト(※厳密にはこちらは、CGMと呼ばれたりもします)


UGCとは「生活者の生の声」である、という定義もあるが…

UGCとは「生活者の生の声」である、という定義もあるが、事業会社のマーケター目線ではその定義は正しくないと思っていて、私としては「生活者にとって価値が伝わりやすい形で表現されたマーケティングコンテンツ」だと思っている。重要なのは、事業会社と消費者の間に介在する、翻訳者のような役割。

UGCが重要視される背景は?

UGCが重要視される背景は様々だが、特に重要なのは「商品の購買意思決定に対する強力な後押しとなる」という特徴だ。ZMOTという言葉があるが、これは「Zero moment of truth」という言葉の略で、要は「顧客は店舗に来店する前にほとんどの購買意思決定を済ますようになっている」という概念。Googleが提唱した概念だが、インターネット上の検索行動などを通じて行う情報収集が高度化しているため、発生している現象です。UGCはこのZMOTの来店前のプロセスにおいて強く機能する。第三者からの紹介であることと、消費者目線で書かれたコンテンツなので腹落ちしやすい、という点がポイントだ。

これらを意図的に創出するための手法は?

これらを意図的に創出するための手法として、インフルエンサーマーケティングがある。インフルエンサーマーケティングもざっくり二種類あって、著名なタレントなどを使うメガインフルエンサー施策と、マイクロインフルエンサーと呼ばれる比較的フォロワー数が少ないインフルエンサーを活用する手法だ。どちらかというと後者のほうが最近では注目されている。なぜかというと、比較的発注単価が安く、継続しやすいから。継続的に情報発信を依頼できると、そのフォロワーの皆さんに対して長期に渡ってコミュニケーションできる。そうすると、マイクロインフルエンサーは多くの場合メガインフルエンサーよりもフォロワーへの影響力が強いので、効果を発揮する場合が多い。

とはいえ、最近だとインフルエンサーマーケティングの価格は高騰していて、昔ほど長期に渡って継続的な施策を行うことが難しくなってきた。なので、飛び道具というよりはUGC重視施策の一つの手法として定着が始まっている、という印象を受けている。

 重要なことは、ユーザーに刺さる情報を、適切なタイミングで、適切なチャネル(もしくは情報発信者)から提供すること。しっかりとした定量・定性のインタビューで仮説を特定した後に、効率的に活用していこう!

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