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かきク会、始めました。

かきク会

2023年、積読合宿係で新たな企画を始めました。

それが自由律俳句を詠む会、名付けて「かきク会」です。
(書いて聞く句会もどきのク会から:命名たちばなさん)

発端は、昨夏の積読合宿のさいに積読合宿係のさいみさんが持ってきていた自由律俳句の本でした。その本をきっかけに、合宿の思い出を自由律俳句にしたことが思いの外面白く、積読合宿係内では自由律俳句がちょっとしたブームになっていました。
※積読合宿についてはこちらをお読みください。

そして今回、つぎの積読合宿の打ち合わせのなかで(積読合宿は今年第二回を開催予定!)、「なんか正月らしいことをやりたい」という話の流れで、「自由律俳句の句会はどうだろう」ということになりました。

そんなこんなで今月3日、「第一回かきク会 〜句会のニセモノ〜」が開催されました。3が日の忙しい中でしたが、6人の俳人のニセモノたちが集まりました(オンライン上に)。

サブタイトルでもうお分かりかと思いますが、参加者の誰もが自由律俳句というものがどういうものかよくわかっていません。それでも、なんとなくそれっぽい感じを出そう、とこんなルールを作ってみました。

ルール

以下のテーマごとにひとり1~3句。
◎2022
◎2023
◎言葉
◎正月
◎自由
(浮かばなければ出さなくてもオッケー)
テーマごとに投票により特選句を選出。
特選句に選ばれた句はエピソードを発表!

特選句はこんなのでした。

それぞれのテーマごとに、誰の句かを伏せたうえで自分の選んだ特選句を詠みあげていったのですが、ここはちょっと句会っぽかった気がしてます。
ちなみに特選句に選ばれたのは、こんなのでした。

「そば茹でないで」と叫ぶ大晦日(2022)

わんぱくぱくぱく、言ってみただけ(2023)

言ってほしいなら言わなくちゃ(言葉)

年々減っていくお雑煮のもちの数(正月)

傘さしてるのにひとりだけびしょ濡れ(自由)

自由律俳句会のおもしろさ

今回やってみて感じたのは、自由律俳句会の醍醐味は特選句を選ぶところにあるんじゃないかということです。どんな言葉でも句になってしまうので、受け手側が想像を働かせる余地がたくさんある。だから、詠み手にあとから実際のエピソードを紹介してもらうと、自分の想像してたのと全然ちがうっていうことも起こりうるのですが、そのギャップもおかしみを誘っているような気がしました。
あと、その人が詠む句はもちろんなんですが、選ぶ句にも人柄が表れるようで、なんとなくわかったつもりになっていた友人たちのあらたな一面が見られた気がしてなんだかニヤニヤできます。
まあでも、これはあくまでわたしの楽しみ方なので、それぞれが自分の面白さを見つけてもらえれば嬉しいです。

第二回のおしらせ

ゆるーく始まったかきク会ですが、なんと第二回が以下の内容で開催予定です。

第二回かきク会 〜自由に律する俳句ということで〜
日時:2月18日(土)10時から(1時間半くらい)→2月19日(日)に変更しました。

場所:オンライン(ZOOM)
テーマ:「雪」「お菓子」「恋」それぞれ1〜3句
参加希望の方は事前に積読合宿係にご連絡ください。

ここまで読んでもらった方にはすでにおわかりかと思いますが、めちゃくちゃゆるい会です。お気軽にご参加いただければ幸いです。

それでは、次回かきク会でお会いしましょう。

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