見出し画像

どこにも行かないゴールデンウィークは図書室で遊ぶ。

今年のゴールデンウィークはどこにも行かなかった。

もっとも遠出したのが隣町まで行ったくらいで、それも愛犬の予防接種のため。
そのかわりに、友達や遠くに住む家族が新居を訪ねてきてくれて、なんだかにぎやかな連休だった。
自分の覚書がてら、これらの訪問について書いておこうと思う。

訪問の記録

4月29日(土) くもり

オンライン講座の同期生2人が愛知から来てくれた。
きっかけとなったのは以前に書いた記事で、「なにかお手伝いできれば!」とかけつけてくれた。

当初の予定では本棚の並びを考えたり、縁側の活用方法を考えたりするつもりだったが、そもそも本棚ができあがっておらず(ちょうどこの日の午前中に到着!)、結局は「本棚の組み立て」という肉体労働をしてもらうことになってしまった。

ふたりとも住んでいるのはお隣の県。そこまで遠いわけではないけど、ゴールデンウィーク初日の貴重な休みにわざわざ来てくれて、しかも嫌な顔ひとつせず楽しそうに作業をしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。

せめてものお礼に、車で5分ほどのところにある喫茶ハミングバードで珈琲をごちそうする。友人を連れてきたくなる店が地元にあるのは幸せなことだと思う。

5月3日(水)晴れ

この日は図書室にはじめて子どもが来てくれた日になった。それも6人も。

高校の同級生(Bさん)が友人(Yさん。彼女も高校の同級生だが、高校時代には関わりがなかった)を連れて来てくれることになっていて、Yさんも友人を連れてくるとのこと。

待っていると、近所に住むKさんと子どもたちの姿がみえる。状況が飲み込めず少しの間ぽかんとしてしまったが、Yさんが連れてくると言っていた友人はKさんのことだったとわかる。
なんでも子どもが幼稚園で仲良くなり、そのつながりで親同士も仲良くなったそう。世間は狭い。
余談だが、Kさんご家族にはとてもお世話になっている。我が家の愛犬が脱走した時には一緒になって捕まえようとしてくれる、なんとも心優しいご近所さんだ。

Bさんとそのお子さん2人、YさんとTくん夫婦とそのお子さん、Kさんとそのお子さん3人、合計10人のお客さんが来てくれて、図書室はとたんににぎやかになった。
子どもたちがなぜかひとつの椅子にぎゅうぎゅうになりながら、同じ本を見ている姿がとても可愛かった。子どもたちには『こどもの発想。「コロコロバカデミー」ベストセレクション』というコロコロコミックの投稿コーナーをまとめた本が大人気。

そのあと少し経つと本にも飽きたのか、「Kさんちで遊ぶ」と言って子どもたちは嵐のように去っていった。Kさんも一緒に帰ったのだが、1冊本を借りていってくれた。ゆくゆくは近所の人に向けてこの場所を解放したいと思っているところだったので、Kさんがそうやって利用してくれたことがとても嬉しい。

大人たちもすこし話をしてそれぞれ帰って行ったが、なぜか戻ってきたTくんとあとから合流したO(彼も高校の同級生)とお酒を飲みながら雑談をする。もちろんふたりともTくんとは初対面だったが、同い年ということもあって話が弾む。Tくんはすごく変なやつ(いい意味で!)で面白かった。

「図書室を作りたい」と思うようになったときと同じ時期から「スナックもやってみたい」とも思っていて、今回はその両方が(少しだけど)叶ったような経験になった。

5月7日(土)くもり

東京に住む姉家族と、近くに住む姪っ子が来てくれる。

甥っ子姪っ子の年齢がよくわかってないのだけど、多分、3歳2歳そして半年の3人の小さなお客さんたち。
縁側で、妻が職場でもらってきてくれたシャボン玉で遊ぶ。が、いかんせん曇天と強風。快晴だったらきっともっとよかったろうに、なんて思ったが、子どもたちは案外楽しかったようで、飽きずに遊んでいた。

子どもたちに読み聞かせをしていた姉が、子ども以上に物語に惹き込まれていたのもなんだかよかった。面白い絵本って子どもも大人も関係なく面白いよね。
そのときに読んでいたのはこちら。


おわりに

「場がある」ことで、人が集まり、そこで思いがけない出会いが生まれることもある、ということを実感した数日間だった。少しずつ形になってきたことがうれしい。やれること、やりたいことはまだまだあるけど、ぼちぼちやっていきたい。

5月の終わりには遠方から友人が訪ねてきてくれる予定。
せっかくだから次こそは何かワークショップでもやりたい。

さいごに。
ゴールデンウィークに来てくれた皆様、ありがとうございました。
またいつでも遊びにきてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?