バックグラウンド
カービングの模様を際立たせるのに欠かせない、背景を埋める刻印をバックグラウンドと言います。
私の使用しているのは3種類。
先ず、一般的によく使われるのが、バー グラウンダーです。
私は、
バリーキングツールの#30の4本セットと、
チャックスミスの#1の4本セット
を使用しています。
粒の大きさが中間なので、大きい模様も小さい模様にも幅広く対応できます。
また色差し時に、粒の並びに沿って色が広がるので滲みの予想がしやすいです。
4種類使い分けするので持ち替えするのが面倒な時があります。
次に、ラウンドグラウンダーです。
私が一番使う刻印です。
バリーキングのラウンドグラウンダーは、サイズが大きいのから#1・#1.5・#2の3種類。フルとハーフの6本。
ハクバース、ラウンドグラウンダー
こちらはサイズが分かりませんが、フルとハーフの2本。
現在はあまり使う人がいないようですが、刻印の持ち替える手間も少なくピンポイントで打刻できるので粒立ちもよく、アンティークの染料(ペースト状の染料)を拭き取る時に染料が良く残ってくれます。
色差しの時は放射状に染料が広がるので注意が要ります。
ハクバースの刻印は大きい模様の時に使います。
バックグラウンドとは違うのですが、
プロシリーズのコンボペブル、ポイントとラウンド。
カービングとバスケットの境目に打刻したり、尖った方は、赤丸で囲んだシャープな所に打刻しています。
※バリーキングとチャックスミスは使用した時に革の表面が刻印の穴に詰まってしまうことがあったので、全て穴をルーターで削り直しているので本来の粒の大きさではないかも知れません。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?