見出し画像

ありがとうの気持ち

 アイスダンスの村元哉中さん、高橋大輔さん、卓球の石川佳純さんなど、スポーツを通して感動を教えてくださった選手たちが、引退を発表されていますね。
 現役を引退されるスポーツ選手や色々な立場の人に対して、「ありがとう」という言葉が一番合うのではないでしょうか? 
 「お疲れさまでした」という言葉も悪くはありませんが、僕は、「ありがとう」という言葉を伝えたいと思いました。


 ところで、この引退報道のニュースを見ながら、こんなことを考えていました。

 言葉というのは、本当に少しでも使い方を間違えると、人を傷つけてしまうことがあります。しかも、無意識に傷つけてしまうので、厄介なものです。
 でも、「ありがとう」は、誰も傷つけることはありません。そこに笑顔が加われば完璧です。

 僕たちが生活している中で、誰かに対して「ありがとう」という機会は本当に多いと思います。
 仕事中に何度も言う人もいれば、買い物のあと、店員さんに対していうこともあります。また、何かをしてくださったご近所に人、友人、同僚に対していうこともあります。

 以前、友人にこんなことを言われたことがあります。
「なんで、コンビニで、わざわざ店員にありがとうって言ってるの?嘘っぽいわー」
 こんな感じです。

 その時は、特に掘り下げることなく、やり過ごしました。

 この一軒があってから、コンビニをはじめ、色々なお店で買い物したときにどのくらいの数の人が「ありがとう」って言ってるのかな?と思って、観察してしまうようになりました。

 結果は、ほとんどの人が言ってました。
 その状況を見て、内心ホッとしたのですが、もちろん、無言でお金払って出ていく人もいました。

 別に、無言の人が悪いとは思いません。
 少し恥ずかしさがあって、言葉にしない人もいると思います。僕も、中学生や高校生の頃はそうでした。

 でも、少しだけ勇気を出して気持ちを「ありがとう」って言葉で伝えると気分がよくなると思います。
 言われた人より、言った人のほうが気分良くなるかもしれません。

 そんな言葉って、他にあまりないように思います。 

 言われた人も言う人も、優しい気持ちで伝え合う。
 誰も傷つくことのない「ありがとう」の言葉。嬉しい気持ちを言葉にできるすごい言葉。

 「ありがとう」って言い合えたら、穏やかな気持ちで、毎日を過ごせるような気がします。


 余談ですが、大人になると、他人に対して「すみません」っていうことが多いです。謝罪ではなく感謝の意味を込めて「すみません」って言います。でも、僕は「すみません」って少しマイナスなイメージがあって、可能な限り「ありがとう」「ありがとうございます」という言葉に置き換えて伝えるようにしています。

 でも、とっさに出るのは「あっ、すみません!」ですけどね。(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?