自分という1番近い他人

単純接触効果。心理学の、「親密度が上がるのは人と何回あったかが関わってくる」っていう考え方。

初めのうちは興味がなかったり、苦手だったりしたものも、何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。これは、見たり聞いたりすることで作られる潜在記憶が、印象評価に誤って帰属されるという、知覚的流暢性誤帰属説(misattribution of perceptual fluency)で説明されている。また、潜在学習や概念形成といったはたらきも関わっているとされる。(wikipediaより)

これは自分のことにも言えるんじゃないかな。

自分を”一番近い他人”としてみることが大事かなぁと。そうすると自分と向き合った回数っていうのは、つまり自分という人間と自分が何回接触したかって言う回数になる。

自分という他人との対話が多ければ多い程、自分に対して好感度が上がる。自分という他人と何回対話したかが、自己受容に影響する。

もっと言い換えると、自分を受け容れるためには、「どれだけ自分に意識的に会ったか」つまり「どれだけ客観的に自分を見つめられるか」が影響する、とも言えるのではないかな。

そういう意味で言う全く自分と対話しない人よりも、
毎日自分と深く向き合ってる人の方が、自分のいいところも悪いところもしっかり見て、その人自身を見てあげられる。

何度も自分の性格やいい所、悪い所を見ているうちに、自分という対象に単純接触効果が働いて、好感を持つ。自分自身に愛着が湧いてきて、だんだんと「それもいいよね」っていう風に認めてあげることができる。

そうすると気づいたら自分の嫌な所とか棘っていうのが認めることができて、自分のことがさらに大好きになっていく。

自分のことをポジティブに見れるようになると、自分の悪いと思ってた部分もポジティブに捉えて、それを強みとして発揮できるようにもなる。

(それは悪い意味でのは自分が好き好きっていうあのナルシストって意味ではなくて、)自分を心から認めて、自分という存在そのものを生きるような人になれているって事だなぁ。

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