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毎週土曜日にカオス部屋の10分掃除を課している。

私には部屋がふたつある。
一つは今使っている部屋。元は弟の部屋だったのだが、彼が独立した&テレビ線がある&エアコンも使える。という事で使っている。

もうひとつが30年近く使っていた自室。
ここがタイトルに出てきたカオス部屋である。要は汚部屋である。


カオス部屋になったのには理由がある。
ひとつ、片付けという行為が人生で身についていなかった。
ふたつ、そのくせ物は増やしていた。
みっつ、片付けという行為に「捨てる」という選択肢があるという事に、30代半ばになるまで気づかなかった。
そんな訳で自室は母や弟の手により、何度か綺麗に片付けられていた。
ただ、ふたりとも人の私物を勝手に捨てるという事は流石にしなかった。とても有難い事だが、片付けの選択肢に「捨てる」があるという事に気づかなかった遠因でもある。いや、有難いんだけど、めちゃくちゃ有難いし、そもそもお前が片付けろよって話なのだが。


そんなカオス部屋……汚部屋から目をそらして生きてきた訳だが、年齢も年齢だし、終活とまでは言わないが、そろそろ何とかしないといけないと思い始めた。
手帳のやりたい事リストに「自室を何とかする」と書いたのも追い風になった。
そんな訳で、土曜に10分だけ自室を掃除する事を決めた。これ以上の時間や頻度は面倒臭くなるのが目に見えている。本当の最小限である。正直、これだけでも十分に面倒臭い。
だが1月から開始して今のところ、恐らくサボっていない。奇跡だと思う。


手順としては、適当に音楽などを流して気持ちが虚無らない様にし、タイマーをセットし、後はアラームが鳴るまで何でも良いので片付けに繋がる事をする。10分経ったらさっさと切り上げる。以上である。
実際には、アラームが鳴る前に「まだかな?まだかな?」とタイマーセットしているスマホを見ているので、先ずお掃除タイム延長はしない。

音楽に関してはApple Musicやyoutubeなどその時によるが、アラームに関しては、こちらのアプリを使っている。

予め3分ごとや10秒ごとなどにタイマーが設定されていて、計測したい時間をタップすると計測開始。計測中は残り時間が表示され、時間になるとアラーム&振動でお知らせしてくれる。
初期設定には無い時間設定は自作可能。
私の場合、スマホに搭載されている純正タイマーアプリは就寝時に流している音楽の再生を止める為に既に使っていて、10分掃除の時に都度設定するのが面倒だった&それが掃除自体の面倒臭さに直結するのが目に見えていたのでこのアプリをDLしたが、起動してポチッとタップするだけで時間計測開始するのは、本当にお手軽で有難い。おすすめ。


掃除の進捗に関しては、漸く床が見えてきて、キャスターつきの棚を移動する事が可能になったかな位である。
棚を部屋の隅に移動すれば、今まで隠れて見えなかったところも手を付けられるなと思いつつ、今日はその棚の中をごそごそとしていた。

アナログで絵を描いていた頃に愛用していた筆ペンが、未使用未開封のままで5本ほど出てきて天を仰いでしまった。どうしようこれ。
いやね、あの筆ペン、どこにでもあるやつじゃ無かったんだよね。三菱のツインタイプの筆ペン。あれば買い占めてたんだよね。塗りムラも少なくて良かったんだよね。印刷屋に頼む程の規模の活動じゃなかったから大抵コピー誌を作ってたんだけど、当時でもコピー機は中々の再現度で、塗りムラがあると綺麗に再現してくれたのね。塗りムラの少ないベタは自分にとって必須条件だった。
しかし5本って。これ、今でも使えるんだろうか。使う用途が無いけど。
なお、ヘッダーの画像はお借りしたものであって、私が使っていた筆ペンではないです。
因みに未使用のペン先も出てきた。しかも、最終的に他メーカーのに鞍替えしたので使わなくなったやつ。

(掃除関連の検索で来た人には「?」だと思うんですが、筆者はオタクで昔、イラストや漫画を趣味で描いてました。その画材の話をしています)


しかしこの掃除、今は床だから良いけど、問題は何があるのか分からないちゃぶ台付近と押し入れの中である。
特に押し入れ。前述の通り「捨てる」という選択肢を知らなかったので、自分で片付けをする時も押し入れに詰め込んで終わり。という生活を30年くらい続けていた訳で。
何かもう、既に怖い。
めげずに続けて、いつか押し入れを触る日がくれば……良いんだけど、来たら来たで怖いな。

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