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いじめを考える鈴鹿高校

学校としていじめ問題を解決していきたいと考えている、
そこのあなたにおすすめな記事です!



【生徒会概要】

鈴鹿享栄学園の生徒会役員
  • 高校名:鈴鹿高等学校

  • 場所:三重県鈴鹿市

  • 学校の形態:中間一貫校(6年制)&高校のみ(3年制)

  • 設立:1963年

  • 活動詳細:公式Instagram

【最近のいじめに関して】

現在日本のいじめ問題を取り巻く環境は変わりつつあります
実際に、2013年には大津市で起きたいじめを基に、いじめ防止対策推進法が制定されました
そんな中で、三重県の鈴鹿高校は、いじめ反対の考えを持ち、
いじめを考えることで、くい止めようと策を講じています

【きっかけ】

2020年当時、鈴鹿高校ではいじめ問題が取り上げられていました
どうしたらよいのか、頭を悩ませていたそんな時に、発見した活動が
「ピンクシャツ運動」だったのです

【ピンクシャツ運動とは…】

2007年にカナダで誕生した「いじめ反対運動」
カナダのある男子中学生がピンクの服を着て登校したことでいじめられ、それを知った上級生がピンクシャツを友人などに着用することを呼びかけ、いじめらた男子中学生を支援したことからはじまりました
ピンクシャツデー運動詳細


【これまでの鈴鹿高校のピンクシャツ運動】

  • いじめ防止・啓発を目的として2021年度からスタート!

  • 2021年度:全校生徒にピンク色のゴムリングを配布(3年制)

  • 2022年度:全校生徒にピンク色のボールペンを配布(3年制)


【ピンクシャツ運動の意義】

  • 「いじめ反対」という姿勢をメッセージに表したものを一つに集め、それを掲示したものやピンク色の衣類を見た人がSNS等で拡散することで「ピンクシャツ運動」を外部へ発信していき、沢山の人に「いじめ」について深く考えてもらい、自分の言動を見直すきっかけを作っていく

普段いじめにについて考える機会がないじゃないですか
だからこそこの期間にいじめについて考えることで、
より身の回りの人に配慮することができると思うのです

前生徒会長サムエル イチロさんの声


【2023年のピンクシャツ運動】

2023年度:鈴鹿享栄学園全体で実施(3年制×6年制)

  • 生徒に♡型のピンクの紙を配布

  • その用紙に「いじめ防止関連」のメッセージを書く

  • 大きい模造紙に♡型に貼る

  • できたものを掲示


いじめ対策のハート
ピンク色のイルミネーション

【ピンクシャツ運動の反響】

ピンクシャツ運動は、友人からもよい活動だねとよく言われます
また、生徒だけではなく先生方からも結構良い評価をいただいています

前生徒会長サムエル イチロさんの声

【編集後記】

いじめはいけないこと
現在の社会ではそう定義されています
しかし、その定義、概念を当たり前の常識として扱うのではなく、
それ自体を再度、なぜいじめはいけないのか、
どうしたらいじめを減らすことができるのかと考えてみる
いじめを考えることで、いじめ問題を排除するのではなく、
改善していき、ポジティブな連鎖をつなげていく
そんな取り組みが鈴鹿高校生徒会にはありました

(取材/執筆:大地優香)


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