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續養生やまと歌

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養生やまと歌の続編です。江戸時代の養生書などに収載されている和歌を、自作イラストつきで紹介していきます。
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#節分

節分、大豆、鬼當 - 續養生やまと歌002

三十路を過ぎたくらいから、節分に年齢と同じ数の豆を食べるのが辛くなってきました。ただ、縁起の良いことはしたいので、40歳をこえた今でも、毎年頑張って豆を食べています。 この節分に食べる大豆は、鬼を退治するだけでなく、本草学的には浮腫を取り去るのにもよいとされます。また、瘀血(血の欝滞)を下したり、五臓の気の滞りを散らすとも考えられているようです[1]。 節分といえば私の実家では、柊(ひいらぎ)の枝にイワシの頭を刺したものを玄関先に飾っていました。この柊イワシも豆と同様に、