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續養生やまと歌

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養生やまと歌の続編です。江戸時代の養生書などに収載されている和歌を、自作イラストつきで紹介していきます。
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#イラストエッセイ

体の熱を冷ますだけじゃない、スイカの効能 - 續養生やまと歌005

スイカは冷性なので、冷え症の方には向きませんが、真夏に少し食べると、体内にこもった熱を冷ましてくれます。 利水作用もあるので、お酒(水毒)を抜くのにもよいです。口内炎の時に口に汁を含みながら食べるとよいとも言われます。 お腹を冷やし過ぎないために、冷蔵庫から出した後、少し常温放置してから食べましょう。

うなぎは夏の冷えにもオススメ - 續養生やまと歌004

今日は土用の丑の日です。 夏は伏陰といって、体内に陰の気が潜伏する季節のため、実はお腹が冷えやすくなります。 うなぎは腹中の冷えによいと考えられ、疲労による熱感、倦怠感にも良いとされるので、土用の丑の日に限らず、夏は時々食べたいですね。

麦茶はホソ飲みで - 續養生やまと歌003

夏と言えば麦茶。麦茶の原料の大麦は、本草学的に渇きを止め熱をさます作用があります。 ただし冷やした麦茶のガブ飲みは、脾胃の働きを弱め、夏バテの原因にもなります。 渇きが強い時は、チビチビとこまめに、常温のものを口を細めて飲むようにしましょう。 麦茶はガブ飲みではなくホソ飲みで。