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小布施町に移住しました

先月、長野県の小布施町に移住しました。
再び、海から山にやってきました。

地元に帰ってから2ヶ月、私はほぼ1人でした。
改めて、1人では何もできないことを思い知りました。

そんなとき、小布施町がゼロカーボン・ゼロウェイストをめざし、
仲間を募集する、という記事を見かけました。

私はその募集の要件には合いませんでしたが、
いま飛び込めば、ゼロカーボン・ゼロウェイストなまちをつくるプロセスに、リアルタイムに関われるかもしれない、
これは行くしかない、と直感的に思いました。

以前イベントでお会いした、小布施町役場の大宮透さんにDMしたところ
「募集とは違う内容だけど、こんな関わり方もある」
というご提案をいただき、そちらもとても魅力的なものでした。
こうして私は、人生2度目の行ったことのない町への移住を決めました。

私は現在、小布施に住んで主に三つの仕事をしています。

町の持続可能な観光づくり

町の「SDGs観光コーディネーター」という肩書きで、
町がめざす、環境に配慮した、持続可能な観光づくりに携わっています。
政策づくりと事業づくりの両面から、
ゼロカーボン、ゼロウェイストのチームとも連携しつつ進める、
とてもエキサイティングな仕事です。

町での再生可能エネルギーの普及

パートタイムではありますが、自然電力という会社のメンバーとして、
町での再生可能エネルギーの利用を進める仕事にも携わっています。
政策と経済性という制約の中で、
いかに再生可能エネルギーの導入を進めるかを考えることは、
ゼロベースのアイデア創出とは異なるクリエイティビティが試されて面白いです。

清真学園「起業情報発信ゼミ」のアドバイザー

母校、清真学園の高校生たちがテーマ別のプロジェクト学習に取り組むゼミ活動の一つ、
「起業情報発信ゼミ」に、
アドバイザーとしてリモート参加しています。
私はアドバイスをするというよりも、
高校生が考えたアイデアをどうしたら形にできるか、一緒に考えているような感じです。
地元がとても好きなので、このような形で地元に関わり続けられることに感謝しています。

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小布施に移住して強く感じるのは、
町の人たちが自分たちの暮らしをより楽しく、豊かなものにするために、
目先の利害を超えて協働している、
そのプロセスを心から楽しんでいる、ということです。

観光地として有名な小布施ですが、
観光のためにまちづくりを行ったわけではなく、
あくまで自分たちが幸せに暮らせるまちを、
普段の生活の延長線上で少しずつつくってきた結果として、
住民が暮らして飽きない、観光客もよそ者感を感じない魅力的なまちができています。
そうした住民主体でまちが一体となった地域づくりが、
将来的に地元でもできたらいいな、と感じています。

そして何より、私は1人ではありません。
小布施にはここ数年で私と同世代の人たちが次々移住していて、
そんな同世代と、公私ともに充実した日々を送っています。

まずはそんな仲間たちと、小布施をますます魅力ある、未来にも幸せに暮らせるまちにしていきたい。
その中で、地元でも同じような志をもつ仲間とともに、
幸せに暮らせるまちをつくれるようになっていきたい、と思っています。

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