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中学受験を塾なしで挑戦することは可能か?

親のやる気さえあれば、中学受験を塾なしで挑戦することは可能

親が教えて中学受験することは全然可能です。

なぜなら相手は所詮小学生だからです。

しかも、自分の子供です。あなたの子供が理解し、できるようになることは、あなたにもできるはずです。現時点で、さまざまなことを忘れていたとしても、また、今の中学受験は難問が多くて、所見では全くわからない状態だったとしても大丈夫です。
中学受験に対して全く知識がない方であったとしても、子供が小学4年生であれば、親たちの本気さえあれば十分可能です。

中学受験では、学校で習わないような難問が多いため、その問題演習をする時間をとるには、どうしても学校より先取り学習をし、その特殊な受験問題を早め早めに演習し、慣れていく必要があります。それを塾でするわけです。

塾なしで中学受験をする場合は、その塾の代わりを親がすることになります。

中学受験のスタートは一般的に小学4年生からです。小学3年生までの子供たちは、割合や速さ、平均などの概念は、まだ、まったく学校で習っていません。丁寧に説明したとしても、ほとんどの子がまだ脳が発達しておらず、理解がたどたどしい状態で、すぐに複雑な思考の問題はできません。とても、現在大人であるあなたの学力には、いくらあなたが知識を忘れていたとしても遠く及びません。計算も漢字も、理科や社会の基礎知識も、算数の概念すらも大人であるあなたには遠く及びません。中学受験の過去問など、小学4年生になりたての子供たちに解けるはずもありません。ここから、一から習っていき、すごいスピードで成長していきます。

つまり、中学受験を塾なしで、親が教えて挑戦しようとする場合、子供の少し先を親が勉強して、知識を入れておき、それを、子供に教えれば、十分に塾なしで挑戦することは可能です。これは、そこまで難しいことではないのです。やってみると、案外簡単と感じる方が多いのも事実です。今は、良い問題集がたくさんありますので、少し時間をとって、コツコツ親も勉強すれば、全然ついていけると思います。

1日何時間も親が教えることは、時間的に難しい?そんなの無理?

これも誤解です。
経験がない人が想像する、1日何時間も、休日も返上して、日曜は数時間の勉強、なんてしなくても大丈夫です。親は、1日数十分、休日にたった毎週1時間をとるだけでも、十分中学受験に対応することができます。(受験直前はさすがにそれだけでは無理ですが)

塾に通わないことで、無駄な宿題や、自分に合わない問題を避けることもでき、勉強時間が大幅に少なくても、子供の力を十分に発揮することができます。勉強は量ではなく、質です。量ばかり多いと、子供が勉強嫌いになってしまい、中学受験勉強が子供の成長を妨げるという、逆効果になることさえあります。

子供によって、適切な勉強時間があり、集中できる時間も個人差があります。小学4年生や5年生の子供に、3時間や4時間も本当に集中できる子はまずいません。中学受験は、毎日相当な勉強時間が必要だというのは、世間が生んだただの虚像です。

お金の節約だけではない親が教えるメリット

そして、塾なしの最大のメリットは、「相当なお金」が節約できます。

中学受験にかかる費用は天井知らずです。塾に頼ろうと思えば、最低月2万円から、5万円程度の月謝は普通です。それに、教材費、特別講習などをとっていると、年間100万円以上かかるとも言われています。
つまり、親が働いて、塾代につぎ込むのか、働く時間を子供との勉強にあてて、二人三脚で受験に臨むのか、それとも併用するのか

小学4年生から6年生の時期は、子供と勉強を一緒にする最後の機会でもあるので、親中心で中学受験に取り組むのはお金以上の価値があると思います。また、一緒に勉強することで、子供の学力や性格の特徴を、正確に把握でき、志望校選択が適切に可能になり、子供のメンタルにもプラスになります。偏差値だけでの学校選びは、今後6年間のことを考えるとメリットは計り知れません。

ただ、注意点があります。

簡単には学力は上らない、期待しすぎ、押し付けは禁物


中学受験を始めたからといって、子供の地頭の力は大きく変わらないということです。持って生まれた能力である程度の偏差値は決まるので、自分の子供の地頭に適してた学校選びをしておくことが大切になります。

どういうことか?

中学受験は、「遺伝能力選抜試験」です。

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