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中学受験の具体的な進め方

まずは、子供の才能を見極める

中学受験は上位30%の戦いと言われています。
まずは、自身の子供の学力、地頭、持って生まれたセンスを現時点で見極めましょう。だいたい、小学4年生までには、ある程度予測がつくと思います。

参考動画
中学受験に向いている子といない子を見極めてスタート!


志望校を決める

大学受験と違い、志望校ありきの受験校選択は危険です。
上位30%の戦いで、地頭勝負の中学受験ですから、高校受験や大学受験のように努力が結果に結びつきにくい、特に偏差値を順調に上げていくのは難しいからです。

志望校を決めるときは、小4時点での学力に合ったところ、もしくは、第2志望は合格確率を高いところに設定します。現時点で決められない場合でも、ある程度学力に合った志望校をピックアップしておくか、受験に失敗した場合、地元の普通の公立中学へ通う想定をしっかりしておくと、子供への傷、家庭への傷が浅く済みます。この辺りは、高校、大学受験と大きく違うところです。

勉強方法を決め、受験勉強をスタート


学校の勉強に余裕がある場合は、塾に通ったり、親が計画を立てながら受験勉強をスタートさせます。
地頭良い子供であれば小学6年生からでも間に合いますが、一般的には小4の間にスタートで十分でしょう。それより先、小2,小3でスタートさせる人もいますが、早く始める方が有利なんていうことは、まったくありません。言い切れます。

なぜ、小4スタートが理想なのか?
それは、「メタ認知」と言われる能力が、9から11歳までに育つと言われていますが、割合や速さに代表される、複雑な文章題を解くには、このメタ認知能力が育ってこないと取り組めないからです。または、最も小4から小5、小6に伸びるとも言えます。
メタ認知とは、自分を客観的に捉える能力です。算数の問題に置き換えると、どの部分が自分はわからないから、どの知識を使ってどのようにに考えれば答えまでたどり着くかなど、数段階の「作業」を経て答えまでたどり着く能力と考えてください。メタ認知能力が育っていないと、単純な計算や、単純な一つの課題にしか取り組めません。つまり、この能力が育っていない子供には、中学受験に必要な算数の考え方はいくら頑張って教えても理解できないのです。割合や速さ、単位量当たりの大きさ、比など、こういった算数で重要な考え方は、小学4年や5年にならないと理解できないのです。
早ければ良いわけではなく、物事を多角的に捉えることができるには、脳にも成長段階があるわけです。


塾との付き合い方


塾は、子供との相性で選びましょう。本人がストレスを感じる塾なのに、親だけの意見で決めるのは危険です。実績などは、各塾で「脚色」されたものですからあまりあてにはできません。子供との相性や、塾長の人柄で決めれば大丈夫なことが多いです。
そして、何よりも家計に無理をしないことです。お金をかけたからといって、必ずしも学力はつきません。無理し続けると、結果が出ないときに精神的に家族全体が追い詰められ、子供にとって勉強が逆効果(どんどん嫌いになる)になってしまいます。塾には期待しすぎず、頼りすぎず、情報収集のために通うと割り切ることも大切になります。

おすすめの家庭学習用教材

中学受験は、志望校によって大きく問題が違います。よって、問題集選びも必然的に難しくなりますが、以下の教材を購入してスタートさせれば、まずどの志望校にも対応できるでしょう。(公立の適性検査にも対応できます)
但し、小6の受験直前では、志望校に合わせた問題集や過去問集を買うことが必要になります。

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