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8月21日の未来をつくるサロン;地方公共団体のデータ利活用に関する調査

本日のサロンは、富士通総研さんの「地方公共団体のデータ利活用に関する調査」です。このレポートは興味深いです。↓。

まず、調査のも区的として;

内閣府地方創生推進室では、第2期総合戦略の「地域経済の見える化」の箇所に記載されているよう に、「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」の普及の取組を行っている。これまでの取組により、 地方公共団体の中で企画部門を中心に RESAS の知名度は広がっているが、利活用している部署や職級 は限られており、更なる活用の余地がある。

で、各種自治体にヒアリング調査をしています。

結論は;↓。道はまだまだのようです。頑張っていきたいと思います。

2-2 データ利活用上の問題点
1.データ利活用の必要性が低いと認識している
(1)データ利活用の意識が低く分析方法に関する知識が不足している
 ・データ分析を踏まえた政策改善の実施方法が分からない
 ・データ利活用の経験を積むことができていない
 ・成果を重視しない業務運営体制の存在
 ・データ利活用に対する意識が低い
(2)市民・事業者・議会からデータ利活用が求められない
 ・外部からの事業実施の要望に基づき政策を形成している
 ・外部からデータ利活用を求められることがない
(3)庁内の政策形成プロセスでデータ利活用が必要と認識されていない
 ・データ利活用について上司から求められることがない
 ・データ分析結果に基づかないで事業立案をしている
 ・業務の中でデータ利活用を求められることがない
 ・ターゲットを定めることなく事業を立案している
 ・住民の声に基づく政策形成を重視している
 ・他団体の取組内容を参照することにより新規事業を立案している
2. データ分析の機会が不足している
(1)通常業務の負荷が高くデータ分析を実施する余裕がない
 ・データ分析に取り組む余裕がない
(2)データ利活用を実践する場面が多くない
 ・業務の特性上データ利活用に取り組むことのできる場面が多くない
3. データ分析方法が適切でない
(1)形式的なデータ利活用が行われている
 ・資料作成を目的としたデータ利活用を実施している
 ・設定した指標値の改善自体が目的となっている
 ・参考程度の取扱いをデータ利活用としている
(2)政策改善のために必要なデータ分析手法を認識していない
 ・データ分析方法が分からない
 ・データ分析を外部へ任せてしまっている
 ・適切な指標の設定方法が分からない
(3)データ分析のために必要となるデータを入手することが困難である
 ・されている統計から必要なデータを探し出すことが難しい
 ・公開されているデータの単位が大きく細かな分析が実施できない
 ・公開されているデータの時点が古いなど活用することが難しい
(4)業務の現場においてデータを収集することが困難である
 ・地方公共団体の現場でのデータ収集が困難な場合がある
 ・庁内のデータを利活用する体制を十分に整備できていない
(5)データ分析のための時間が限られている
 ・十分な時間がなく表面的な分析に留まってしまう
4. データ分析結果の活用ができない
(1)調整過程でデータ分析結果が重視されない
 ・データ分析に基づく改善時の利害関係者との調整が難しい
 ・データ分析に基づく改善時の庁内調整が難しい
(2)データ分析結果を解釈することが難しい
 ・他者が実施したデータ分析結果を理解することが難しい
(3)データ分析結果の活用方法が事前に明確化されていない
 ・事務事業評価の予算編成での活用方法を事前に具体化していない
 ・予算編成時にデータ分析結果が重視されない
 ・データ分析に基づく改善が可能な政策体系にない
(4)庁内でのデータ利活用事例の展開方法を事前に想定していない
 ・スポット的に丁寧なデータ分析を実施している

参加はこちらから。



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