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8月25日の未来を作るサロン;オンライン飲み会の今後とミルズの『性格と社会構造』

今日のサロンは、まず、オンライン飲み会の今後についてでした。

リクルートライフスタイルさんのレポートです。参加率が20代で40%を超えるなど定着し始めているようにも見えますが、参加したく方の多さに着目です。また、その理由として、家で話しにくいこともがあるとは・・。やはり非日常としてのオンライン飲み会のメリットとデメリットが出ているような気がします。

<要約>
POINT1. 2020年6月までのオンライン飲み会・食事会参加経験者は18.3%。初参加時期は2020年4・5月という人が約7割
・6月までにオンライン飲み会・食事会に参加した経験のある人は18.3%。 20代女性で40.1%、20代男性で38.5%で、年代が若いほど参加経験のある人が多い。
・初参加の時期、2020年4月が32.8%、同5月が36.6%で、4・5月を合わせると約7割とこの期間に急増。
POINT2. 「友人・知人」相手、「3~4人」で、がボリュームゾーン。感想は「遠距離の相手と開催できる」一方、「終わり方が難しい」
・相手・シーンは、最多は「友人・知人」48.3%、2位「趣味・サークル関係」25.0%、3位「職場・社内関係(オフィシャルな行事以外)」22.5%。
・参加人数は、「3~4人」が54.1%、「5~6人」が41.4%等。
・ポジティブな感想は、1位「なかなか会えない遠距離の相手と開催できる」65.9%、2位「家なので気楽」65.6%、3位「安上がり、お金がかからない」60.5%。ネガティブな感想は、1位「終わり方が難しい」52.0%、2位「会話がしにくい」35.2%、3位「家で話しにくい内容の場合がある」24.6%。
POINT3. 今後の参加意向者は19.0%。参加経験者では過半数が継続意向
・今後、外出の規制等がなくなっても「参加したい」が19.0%、「参加したくない」が62.8%。ただし、すでに参加したことのある人では「参加したい」が58.3%。

このような行動を振り返ってみると、参考になるのは、古典ですが、ミルズ、ガースの『性格と社会構造』です。8,000円を超えるとは・・。大学図書館には必ずある本の人だと思います。ぜひ、お手にとって頂ければ。

内容としては、社会構造の変化が人間のパーソナリティにどのような影響を与えるかという論考なのです。ほぼ20年ぶりに書庫から出して読んでみました。いいですね。丁寧にまとめられています。序文がマートンが書いているところもちょっとした再発見でした。マートンといえば↓。こちらも大学図書館にはあるはず。

そして、今回のコロナが生んだ各種変動で引き起こされたモノの一つがオンライン飲み会とすれば、今後どんな社会的性格を生み出すのかが興味深いです。より関係性が強くなるのは、弱くなるのか。それとも違った非日常になるのか。注視が必要ですね。

ありがとうございます!