せいさく.com

せいさく.com

最近の記事

2025年参議院選挙における国民民主党の課題と対策

さきほど名古屋市長選挙が終わりました。 国民民主党が応援していた大塚候補は、残念ながら落選してしまいました。 ただ、選挙にかかわった皆様大変お疲れ様でした。 次の大きな選挙としては2025年参議院選挙になります。 玉木氏によると議席数を6~7追加で得たいとのことでした。 率直に申し上げて、楽な戦いにはならないでしょう。 大負けした自民党はなりふり構わないでしょうし、衆議院選挙で大きく議席を伸ばしたれいわも、かなりのつわものになります。 様々な要素ががありますが、このNo

    • 【国民民主党】国民民主党の政策に対する財源批判が党(当)を射ない理由

      こんばんは。 国民民主党の103万円の壁引き上げが、毎日のように批判を浴びています。その中でも一番批判を浴びているのが、財源です。 7~8兆円もの財源がなくなってしまう!どうするんだ! という批判です。 この批判、ごもっともなことはごもっともなんです。 高齢化社会で社会保障費も増えていくので、7~8兆円もの減税は結構、すごいことなんです。 結構すごいことをやろうとしている国民民主党すごいですね。 失礼しました。話がずれましたが、だからこそ、惹かれてしまうんですよね。 こ

      • 【世界一わかりやすい】兵庫県庁公益通報問題について解説

        兵庫県知事選挙が始まっていますが、誰もわかりやすく説明していないので解説します。 ■事実関係の整理 今、調べている限り、事実関係は次の通りです。 ■議論のポイント 議論のポイントは以下の5つです。 ①3月の通報は公益通報か ②3月の解任に問題なかったのか ③4月4日の通報は公益通報か ④5月の懲戒処分に問題なかったのか ⑤恣意的な処分が行われていたと言えるのか。 ■公益通報保護法は重要な問題ではない。 まず、この問題に触れるとき、誰しもが公益通報保護法に違反しているんで

        • 11月4日の小西ひろゆき氏のポストの交渉学上の問題点の解説と修正案の低減

          小西氏が行ったポスト 小西ひろゆき氏のポストが、あまり良くないので解説していきます。 小西ひろゆき氏のポストの構成 小西ひろゆき氏のポストの構成をご説明します。 ①(国民民主党の)玉木氏が、国家感を持たず自民党を支えようとしていることが問題の本質であること ②政治改革のために、主要野党の野田氏を総理大臣として投票し、実現しなくても予算、税法改正を迫ればよいということ ③国民民主党は企業団体献金禁止を打ち出していないこと ④国民民主党が政策実現と引き換えに自民党の予算等

          国民民主党の政策解説②社会保険料の低減と消費税減税

          103万円の壁に隠れて、議論になりつつある国民民主党の政策”社会保険料の低減”と”消費税減税”について、位置づけがあまり説明されていない(というか忙しくて話す時間がなさそう)と感じたので整理します。 医療保険制度 まず、医療保険制度を維持するためには、 ①保険料を下げると、公費負担を上げないといけない(結果消費税を上げないといけない。) ②または、公費負担を下げようとする(結果、消費税をさげる)と、保険料をあげないといけない という関係に立ちます。 現在の医療保険制度は

          国民民主党の政策解説②社会保険料の低減と消費税減税

          【非公式】国民民主党支持者の皆様へ

          まず、国民民主党は圧倒的に少数野党です。 過半数まであと200議席以上必要なので、圧倒的に弱者です。 なので、もちろん今後議席数を増やしていくと思いますが、今の時点では弱者として、政策を通していく、必要があります。 対話が大切です。 特に、国民民主党の考え方は”対決より解決”です。反対意見に耳を貸さない、断定的に否定するというのはそもそも政党の考える指針に反するものです。まずは落ち着いて、対話を目指していきましょう。 例えば、103万円の壁の引き上げについて”財源がな

          【非公式】国民民主党支持者の皆様へ

          【国民民主党】基礎控除の引き上げの解説②若い人ほど引き上げがプラスになる理由

          基礎控除の引き上げについて、多くの議論がTVやX上で行われています。 その中でよくあるのが ”減税によりインフレが加速して、若い低所得者ほど不利益を被る” ”高所得者ほど利益を得ることになる” というものです。 最近流行りの国民を分断するためのネガティブキャンペーンですが、これらの主張がなぜ、受け入れられていないのか解説します。 ①減税によるインフレの加速 減税を行った場合、インフレに傾くことは否定できません。 実際にトランプ政権における減税政策(所得税、法人税の引き下

          【国民民主党】基礎控除の引き上げの解説②若い人ほど引き上げがプラスになる理由

          【国民民主党】103万円の壁撤廃を指示されている方に知ってもらいたい1つの事例

          2022年、イギリスでは国民民主党の減税政策と似たような政策が行われましたので、その時の結果を共有します。 大事なことは、この政策は一度他国で失敗を経験しているということです。 2022年、イギリスでは経済対策として所得税減税、法人税の凍結、光熱費の高騰に対する支援等が行われました。(結構国民民主党の政策と似てますよね) 英国が25.5兆円経済対策、1972年以来の大型減税-通貨と国債急落 - Bloomberg 最終的にイギリスの首相は、減税策を撤回することになりまし

          【国民民主党】103万円の壁撤廃を指示されている方に知ってもらいたい1つの事例

          【2024年11月1日】米山氏の見解が難しすぎるので1つ1つ調べていくことにしました

          米山氏のPost ①財源なき大規模恒久減税の結果インフレが起こる。 【解説】 おそらく減税の結果、市場に供給される貨幣量が増えて、需要が増しインフレが起こるということだと思われます。 この点については実際にインフレになった事例もありますが(トランプ政権下における減税政策)疑義的な見解もあるため、あくまでも”インフレにつながる恐れがある”程度の意見に抑えておくのが良いかもしれません。 コラム:先進国のマネー急増、「インフレの芽」にならない理由=唐鎌大輔氏 | ロイター なぜ

          【2024年11月1日】米山氏の見解が難しすぎるので1つ1つ調べていくことにしました

          【立憲民主党がんばれ】けどさ、立憲民主党だっていいこと言ってるんだよ。本当

          こんばんわ。政策LOVEいぬかいです。 立憲民主党、いいこと言ってるんですよ。 もちろん国民民主党の勢いがすごいことはそうなんですが、立憲民主党もいいこと言ってるんです。 まずね、立憲民主党の素晴らしいところ。 点字の政策集があるところ。 これね。本当素晴らしいと思う。各党のHPを見て一番素晴らしい点だと思う。 次に立憲民主党の政策をみてみますと次のような感じです。 表題が”政権交代であなたのくらしを豊かに”。 この時点で結構やばい気がしますね。 政権交代で暮らしは

          【立憲民主党がんばれ】けどさ、立憲民主党だっていいこと言ってるんだよ。本当

          国民民主党の政策における日本国民が負わなければいけない”リスク”の検証

          こんにちは。政策LOVEいぬかいです。 このNoteでは、様々な政党の政策や、政策の裏にどういった意図があるのかをニュースやHP上の情報から手繰り寄せて政策の真意がどこにあるのかを探していくことを目的にしています。 よろしくお願いします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 国民民主党が、現在非常に大きな注目を集めています。 国民民主党の目玉政策で103万円の壁の撤廃、トリガー条項の凍結解除等様々な目玉政策があります。 いろいろな批判も出てきたので、まとめてみ

          国民民主党の政策における日本国民が負わなければいけない”リスク”の検証

          政策を効率的に訴える方法

          政策を効率的に伝えるために 2024年の衆議院選挙をみていて、政策を効率的に訴える方法が見えてきたので、簡単にまとめます。 重要なポイントは2点です。 ①具体的なアクション(戦術)を前出しできてるか ②国民からどう見えるか(感情的、合理的) 2024年度衆議院選の自民党の政策 自民党の政策を見ていきましょう。 まず、2024年の衆議院選挙で一番前出しされていたのは「ルールを守る」です。 ルールを守るのはあくまでも結果になります。具体的なアクションを前出しできていない

          政策を効率的に訴える方法

          2021年度の政策からみる、2024年度の国民民主党政策の良さ

          2021年度の国民民主党の政策を見てみましょう。①積極財政 ②給料が上がる経済を実現 ③人づくりこそ国造り ④国民と国土を危機から守る ⑤正直な政治を貫く。 ・・・? な、何を言おうとしているかまったくわからない。 積極財政に転換 →今まで消極財政なの?毎年国の支出増えてるのに?どういうこと? 給料が上がる経済を実現 →いや、政府があげるの?法人税上げても給料あがらないのに? 人づくりこそ国造り →よくわからん 国民と国土を危機から守る。 →普段の生活でひーひーいっ

          2021年度の政策からみる、2024年度の国民民主党政策の良さ

          世界で一番わかりやすい:5分で国民民主党の2024年にやりたいことがわかるNote

          2024年10月に行われた衆議院選挙で大幅に議席を伸ばした国民民主党。 国民民主党が2024年に達成したいことを簡単にまとめました。 国民民主党の2024年の目標 ①所得税減税  基礎控除等を103万円→178万円※に引上げ、年少扶養控除復活) ②消費税減税  実質賃金が持続的にプラスになるまで一律5%、インボイス廃止 ③ガソリン代値下げ  トリガー条項凍結解除、二重課税廃止によるガソリン減税 ④電気代値下げ  再エネ賦課金徴収停止  安全基準を満たした原子力発電所の再稼働

          世界で一番わかりやすい:5分で国民民主党の2024年にやりたいことがわかるNote

          国民民主党の政策解説①103万円の壁

          こんにちは。”政策”LOVEのいぬかいです。 2024年の衆議院選挙で大躍進を果たした国民民主党。 その国民民主党の目玉政策である「103万円の壁を178万円に」という政策について、なぜ、何を、どう変えたいのかを説明します。 そもそも103万円の壁って何? 103万円の壁とは、「1年間働いた収入が103万円以下であれば所得税がかからない」つまり、税金を支払わなくてよい」というものです。 まず、税金がかかるかどうか判断するための”対象となる年収”は1月~12月までの総収

          国民民主党の政策解説①103万円の壁