見出し画像

日刊新聞、蘋果日報(リンゴ日報)廃刊

香港返還前の1995年に創刊された日刊新聞、蘋果日報(リンゴ日報)廃刊のニュースに驚いています。

昨年5月制定の香港国家安全維持法を受けて既に10万人が英国に移住したと推定され、さらに5年以内には最大80万人が移り住む可能性があると言われています。
香港の人口は750万人、人口密度は世界4位です。香港は1997年に英国から中国に返還され、香港の経済や政治体制は50年間は変更させない「一国二制度」が執られているのですが、30年も満たない内に大きな変化に見舞われています。

画像1


99年に渡って英国の影響を受けてきた香港、顔貌も街の様子も中国ですが、人々の考え方は中国的ではなく欧米型です。知り合いの香港人とのやり取り(ライン)には、以前より気を遣って書いている様子が見て取れます。

 私は香港日本人学校小学部香港校に2012年4月から2015年3月まで校長として在職しました。

画像2


赴任した年の9月には尖閣諸島問題が起き、修学旅行先の対応に汗をかきました。また、2014年の秋には「雨傘革命(香港行政長官選挙にからむ反政府デモ)」があり、中国の圧力をまざまざと肌で感じました。

香港は私も妻も大好きな街です。

元気で賑やかな香港の人々や小さな食堂が軒を連ねる町並み、そして、支えてくれた香港校のスタッフが懐かしく思い出されます。
今後、私の知っている香港について、その一端でも皆様にお伝えできましたら幸いです。

画像3

『星槎八王子の夏企画』では
「海外での教育事情を知る・・・香港日本人学校の教育と子ども達」
について紹介します。

参加していただけましたら嬉しく思います。


鈴木清

画像4


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?