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個人的双子育児のコツ

こんにちは、双子を含む6人子育て中、外出時には点呼が必須のOchoです。
5回目の出産で初めて双子育児を経験し、二人の赤子に右往左往。
一人の時は全く違うしんどさを実感。それでも「育児を楽しみたい!」という思いから得られた個人的な双子育児のコツを綴ります。


家族が全員生きていることを目標とする

子育てしていると「あぁしたい!」「こうしたくはない!」といろいろありますが、赤ちゃんが同時に二人出現すると、そんなことは言ってられません。
何たって放っておいたら簡単に無くなってしまうような儚い命が目の前にゴロゴロ転がっているので。
とりあえず、家族全員が生きていればよしとする。ちょっと汚れていようが、毎日同じもの食べていようが、死なん死なん。

泣き声に慣れる

5回目の赤ちゃんとの生活、これまでの経験上、筆者も泣かれることにはだいぶ慣れて、泣いてても「今日も元気やわ」「不細工な顔で泣いてるわ」と笑っていられました。

しかし、二人同時に泣かれると心がひしゃげてしまいそうになりました。一人に懸命に対応している間もずっと泣き声が止むことはありません。

「自分がなんとかしないとこの子が死んでしまう」

母親の自分としては、鳴りっぱなしの119番通報をコールセンターで一人で対応している(やったことないけど)くらい切迫感がありました。

精神的に追い込まれてしまったけど、でも、もう仕方ない。腕は二本しかないから、無理なものは無理と諦めて、「生きてるから大丈夫」と折り合いをつけて、激しく泣いてる様子をあえて写真に収めて、自分がどれだけ頑張っているかを後で確認して、乗り越えました。

自分のメンテナンスを優先する

双子育児は、自分の体力がある程度維持できていて、赤ちゃんどちらもが寝ている穏やかな時間がほとんどありません。

一人育児なら、片手で授乳、片手で食事ができました。
一人育児なら、抱っこで一緒にトイレにも入りました。
一人育児なら、膝に乗せたまま自分の髪、身体を洗うこともできました。
一人育児なら、片手で抱っこしながら料理もできました。

でも、双子は違います。片方が寝ていても、相方は泣いていたり、授乳していたり。泣き声を聞きながら家事をこなし、二人で遊んでいると思ったら、物の取り合いで喧嘩。自分のために使える時間は睡眠、食事、トイレですら確保が難しいのが現実でした。
1日の自分のために使えるまとまった時間は5分くらい。二人が寝ている時は自分も寝ないと体力がえぐられていくのが体感としてありました。ガサガサと日に日に荒れていく手を見ると、心がボキボキに折れそうになりました。

そこで、美容への意識は決して高くない筆者ですが、
1日何度もハンドクリームを塗る
お風呂上がりにオールインワンジェルを塗りたくる
帝王切開の創にオイルを塗る
髪をブラッシングする
かわいい赤ちゃんの動画を見る

など、ちょっとした自分メンテナンスの時間は数十秒単位で確保。その間の双子のお世話は誰かにお任せすることにしました。1日のうちの5分くらい自由に使ってもバチは当たらんよね?

使えるものは子どもでも使う

現在、6人育児中のOcho家。小6の長女、小4の次女、小1の三女は、オムツ交換からお風呂、着替え、離乳食の介助と子どもと言えども、もはやなくてはならない戦力として、一緒に育児頑張ってくれています。
彼女達の存在なくしては、双子育児は成立しないと言っても過言ではない。何なら連れ合いよりも頼り甲斐があります。

何より幸せなのは、上の子ども達が双子ちゃんを心から愛し、可愛がってくれていること。双子ちゃんは沢山の人から愛情を受けていることを実感しているかのうように、お姉ちゃん達の抱っこでスヤスヤ寝ていくこともあります。

時には、自分がやりたいことも我慢して、お世話をしてくれるお姉ちゃん達。まだまだ足りないところもあるけれど、子育ての大変さや楽しさを経験しています。長い目見れば、これが本当の意味での少子化対策なんでは?と思う今日この頃です。

ラジオを聴く

赤ちゃんとの生活は、外界からの情報が極端に少なくなり、大人との会話がなくなるので、どういうふうに喋っていたかも忘れてしまいます。宅配便の受け取りやコンビニのお会計ですら、久しぶり過ぎてドギマギすることもありました。

新しい情報を入手しようとテレビや動画に集中してしまうと、目を離せない赤ちゃんのお世話は難しくなりますが、ラジオだと聞きたいところだけ耳を傾けていればいいので、毎日のように聞いています。

他のリスナーの方のお便りに共感したり、パーソナリティが自分に話しかけてくれているような気がしたり、勝手に外界と繋がれた気にもなれます。
夜中や明け方に、どこかで起きて働いている人がいると感じるだけで、夜泣きの対応も少し楽になり、救われました。

こまめに写真や動画を撮る、撮ってもらう

当然のことですが、幸いなことに子どもはどんどん大きくなっていきます。
「あの頃はかわいかったなぁ」
なんて物思いに耽ることもありました。

しかし、双子の育児は、毎日が必死過ぎて、新生児から4ヶ月頃までの記憶がほぼありません。そんな日々では日常の当たり前の写真なんか撮っていられないってなりますが、そうやって過ごしてしまうと、記憶を辿ることすら難しくなってしまいます。

スマホ触る時間もない。なんなら朝の起床のアラーム消した後、夜寝る前まで見ないこともあるくらいではありますが、写真1枚あれば記憶の断片から大切な思い出を呼び覚ますこともできます。

一生懸命泣いていた姿や毎日オロオロしながら乗り越えてきた時間を後から慈しみ、頑張った(頑張っている)自分を褒めてあげられます。
成長した双子に見せて、苦労話を笑い話として聞かせてやることもできます。
思い立った時、育児に心折れそうな時、いつでもシャッターを切っていきましょう。

今回は、双子育児を経験して手に入れた、個人的な育児のコツについてのお話でした。双子育児だけでなく、赤ちゃんとの生活をスタートさせた皆さんが多少なりとも参考にしていただけると幸いです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんのご経験や感想などコメントいただけると嬉しいです。
では、また。

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