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革命前夜

花弁流れる夜の川
真夏の陽(よう)が咲き乱れ
私は写真にしたためる
光がなくともその花は
ひとりで静かに輝いた

夜景流れる夜の川
せんの星々撮ろうにも
フィルムが切れて取れないや
せめて景色をのこそうと
私は文(ふみ)にしたためる

香り流れる夜の川
ふわりと香る貴女のみ
形にのこせぬものなので
私は心にしたためる

嗚呼!
ゆずの香りがする今夜
うめの様に強かに
貴女はうまれるのだ!

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