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☆現在進行形の歯周病は心疾患の前兆、ハーバード大学の研究成果

栄養を科学する抗加齢歯科医の森永宏喜先生から届いたばかりの情報です。

皆様は、リンゴをかじっても大丈夫かな?

☆現在進行形の歯周病は心疾患の前兆、ハーバード大学の研究成果

歯周病の専門学術誌に発表した
研究によると、歯周病による"アクティブ
(活動的)"な炎症があると、心疾患に
かかるリスクが高まることが分かりました。


歯周病による炎症が、心疾患の原因となる
動脈の炎症の前兆であることを示したのです。

歯周病と全身疾患

口腔内(左)と心臓(右)のPET/CT像。光っている部分に炎症がある

研究チームは、304名を対象にPET検査と
CT検査を行い、動脈と歯周組織の炎症の
度合いを数値化しました。


そして約4年間追跡したところ、13名が
狭心症や心筋梗塞などの心疾患を発症
していました。


喫煙や高血圧、肥満や糖尿病などの
他のリスク要因を考慮しても、歯周病
による炎症こそがそれらの心疾患の前兆
であることが分かったのです。


さらに大規模な調査が必要ではあり
ますが、はっきりした関係性が示された
のは画期的です。


「歯周病のアクティブな炎症」とは
何でしょうか?わかりやすく言うと・・・

「リンゴをかじると、歯ぐきから血が出ませんか?」

このCMをリアルで見た記憶があるのは、
恐らく40歳代後半以上の方だとは思い
ますが、Webなどでもたびたび取り上げ
られるのでご存じの方も多いと思います。


つまり、ちょっとした刺激で歯肉から出血
する、というのは歯周病が「現在進行形」
ということで、火山でいえば噴煙を上げ、
溶岩が流れ出ているということ。


そのような状態にあると、数年後の
心疾患のリスクが明確に高まると
いうことなのです。


しかもそのリスクは、歯を支えている骨
(歯槽骨)が減っていなくても高まった、
つまり初期の歯周病でも油断ならない
という結果は、改めて歯周病の恐ろしさ
を感じます。

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毎日、鏡を見て、歯周病のチェックはできますね!

毎日の歯磨きによる予防、面倒でも継続が大事です。


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