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サブスタンスpって何???

前回、無歯顎の方の歯肉マッサージについて、顧客の方から質問が来たという事で、私共のチームに教えてほしいという連絡が来ました。
ネット検索だけでは弱いと、いつもお世話になっている歯科衛生士さんにお聞きしたところ、なるほど!!!という答えを頂きました。

皆さんは、サブスタンスPをご存知ですか?
確か、テレビでも話題になったことがありました。

口腔内のマッサージや刺激をすることによって、脳内の神経伝達物質サブスタンスPが出てきて、嚥下反射が起きる。それが減ると、誤嚥性肺炎のリスクが高くなる。
総入れ歯だと、結構な高齢の方かもしれないし、お口の機能も衰えてくるのが予想される。
佐々木秀忠先生が文献で発表されているので、あいまいな説明よりは、説得力があるのでは。
歯肉マッサージとか、顎堤のマッサージという狭い範囲のマッサージより、口蓋とか刺激すると、ガマの油みたいな~~唾液が水滴のようになって出てくるので。お口全体のマッサージや刺激を考えるといいのでは。

そんなお話でした。

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以下、ネット検索
★サブスタンスPとは
「サブスタンスP」は、正常に食べ物を飲み込んだり、咳をしたりできるように、神経に働きかける物質です。
 
通常はのどや気管の神経の中に蓄えられていますが、この物質が低下すると嚥下や咳の反射が鈍くなってしまいます。
 
サブスタンスPの低下は、パーキンソン病や大脳基底核付近の脳血管障害などによって起こります。
 
この物質が低下すると、嚥下や咳の反射が正常に行われなくなり、気づかぬうちに口の中の雑菌を含んだ唾液などを気管に誤嚥する「不顕性誤嚥」が日常的に起こります。
 
それを毎日繰り返すうちに、全身の症状が悪化したときに誤嚥性肺炎を発症するようになります。

また、サブスタンスPにはアルツハイマーを引き起こすβアミロイドタンパクという物質を分解する働きもあるため、低下によって分解されずに蓄積されると、アルツハイマー型認知症になりやすくなるとも言われています。

サブスタンスPを上昇させる薬物としては、高血圧の治療薬(降圧剤)のACE阻害剤の効果が知られています。
 
また、トウガラシなどに含まれるカプサイシンにもサブスタンPの分泌を活発にする効果があるので、トウガラシを使った多少刺激のある料理を食べるのもよいでしょう。

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いずれにせよ・・・と、難しいことはわかりませんが・・・歯がなくなり、使わなくなると、神経伝達物質にまで影響するんですね。口からの刺激は思ってた以上に大きいです。人間って複雑です。

いつまでも、自分の歯と口の機能、健康に保ち続けていきたいですね。

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