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占いに通っているうちに「自分でも占えたらいいな」
タロットを買って試してみる方もいらっしゃいますね。

自分を占う程度なら独学で学べると思いますが、
他の人を占いたい、プロになりたいとなると
独学で習得するのが難しいところがあるかなと思います。

教本を覚えて占ってみたけれど、カードの関係性が
良く分からず、挫折してしまったというお話も良く伺います。

独学でどこまで習得できるのか、どこが難しいのか、
私なりにまとめてみました。参考になれば幸いです。


★まず、必要なものを揃える

最初に必要なものは、もちろんタロットカードです。

今回は詳しい説明は割愛いたしますが、
ウエイト版、マルセイユ版、トート版などあります。

最初はウエイト版が使いやすいかなと思います。

大きさは120mm x 70mm程度の普通サイズか、
手が小さめな方は90mm x 60mmのポケットサイズが
扱いやすいでしょう。

後々プロを目指すなら、クライアント様が見やすいよう
普通サイズから大き目サイズに慣れた方が良いですね。

タロットカードを置く布(クロス)やタロットカードを
入れる袋や箱もあると雰囲気が上がります。

カードが滑らない様にベルベットのものが多いですが、
決まりはありませんので、お好きな布で問題ありません。

アロマオイルやランプなど、自分を表現できるものを
周りに揃えても良いですね。

テキストを買うなら、数種類買いそろえましょう。
1つの考え方に偏らないためです。

タロットカードの並べ方(スプレッド)は1枚引き、
2枚引きはもちろん、ギリシャ十字やヘキサグラムなど
色々覚えた方が良いので、各スプレッドの読み方を
詳しく紹介してある本が良いでしょう。


★タロットの絵柄を楽しむ

タロットカードは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の
計78枚から成っています。

ちなみに「アルカナ」はラテン語で秘密や神秘という意味です。

大アルカナは、22種類の象徴的なキャラクターが描かれています。
数字の順に魂が成長していく物語になっています。

小アルカナは、4つのシンボル:聖杯(カップ)・剣(ソード)・
棒(ワンド)・硬貨(ペンタクル)に1から10までの数字が入った
40枚のニューメラルカードと、4人の人物が描かれたコートカード
16枚で成り立っています。

まずは大アルカナをテーブルに並べ、1枚ずつ手に取り
絵柄をじっくり見てみましょう。

・何が描かれていて、どんな印象を受けますか?
・人物はどんな場所にいるでしょう?
・どんなシンボルが書き込まれていますか?
・何色が多い印象ですか?

描き込まれている全ての物に意味があり、
カード一枚一枚に物語があるのです。

タロットカードの絵柄に慣れ親しみ、
自分なりに物語を感じることが大切です。


★自分のインスピレーションを信じる

自分で感じたことを書き出してから、
お持ちの教本と比べてみてください。

教本にあなたが感じたものを書き足していきます。
元々書いてあるものと意味が違っても気にしないで。

タロット占いでは直観力、インスピレーションが重要です。

私の場合は、ガイドやハイヤーセルフ、スピリットなどの
大いなる存在がメッセージを届けてくれます。

占い師 ⇔ タロットカード ⇔ 大いなる存在 が繋がり、
完璧な三角形を作っているようなイメージでしょうか。

それぞれのカードの意味を覚えることも大切ですが、
カードから受ける印象も同じくらい大切にしてください。


★各カードの関係性を考える

1枚引きなら問題ありませんが、カードが増えていくと
各カードの関係性を考え、意味を読み解いていく必要があります。

1枚1枚を繋ぎ合わせて物語を見つけていく作業が
独学で最も難しい箇所の1つかなと思います。

教本をそのまま覚えると、各カードを点で捉えてしまうので
全てのカードを繋げて球として世界を作れると良いですね。

大アルカナの女性カードだけ、男性カードだけ、
小アルカナの数字ごと、コートカードごとなど
色々な並べ方をして、柔軟な考え方を身に付けましょう。


★練習あるのみ!

毎日の1枚引きから始めて、様々なスプレッドに
慣れていきましょう。

お悩み相談サイトやフォーラムに載っている
相談を使って占ってみるのもおすすめです。

その時に展開したスプレッドを写真に撮っておけば
あとで何度でも読み込むことができます。

自分と、仲の良い友人を占う程度なら
この位の練習で十分かなと思います。

ここからプロを目指したい方は、タロットカードを
読み込むスピードを上げていきましょう。

占い好きグループなどで自分が占ってみた
スプレッドの解釈を載せて、他の人の解釈と
比べてみるのも勉強になります。

様々な解釈の仕方がありますので、これが正解と
いうものはありません。

でも、お悩みによって各カードの解釈が変わりますので
それを踏まえて読み込む必要があります。

一辺倒の解釈をしないようにすることです。

初心者だけで勉強会をすると、「教本にはこう書いてある」
という机上の話になりがちなので、そこは注意が必要です。


★公平な心を保つ

自分の占いだと、自分が気に入る答えが出るまで
何度も同じ質問をしてしまうことがあります。

クライアント様も同じで、思い描いている答えが
聞けるまで、占い師のはしごをする方もいます。

こうなると占いではありませんね。

クライアント様が聞きたい答えを伝えた方が
喜んで頂けますし、自分も楽かも知れませんが、
公平な心を保つことが大切です。

タロットカードを深く読み込むことが出来れば、
様々な対策をご提供することが可能になります。

占いは答えではなく、状況をしっかりと理解して
対策を立てていくためのツールの1つなのです。


★結論

自分や身近な友だちを楽しく占う程度なら
独学で問題ないと思います。

タロット占いを仕事にしたいとなると
やはり経験あるプロの占い師に習った方が
間違いないと思います。

タロットカードの解釈の仕方はもちろん、
クライアント様の対応方法も知っておいた方が
トラブルを防げますので。


ご質問のある方はお気軽に★

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