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教えて貰わなければ分からないわけではない

先日見つけた蛹が、白い外壁に擬態をしているのを見てふと疑問が浮かびました。

このサナギは、
「白い壁を見つけてそれから白いサナギへと色を変えた」のか、それとも、
「もともと白いサナギにしかなる事ができないために、白い外壁を探してそこに落ち着いた」のか、
どちらなのかが分からないのです。

いずれにせよ、彼らは生まれた時に親を持ちません。卵から孵化して、それからすぐに活動を始めます。誰かの後ろ姿を観察して真似るわけではありません。自分の特性を理解していて、それを使って生存戦略を立てたということになるでしょう。

私は何かを始める時に、つい誰かに教わりたくなってしまいますが、本当は誰かに教わらないといけないわけではなく、上手くいかなかった時の責任転嫁に利用しようとしているだけなのかもしれないです。

自分の特性を理解し、それをどう応用すれば社会を生き延びられるか、それを自分の頭で考えられる人間にしか、自由というものは訪れないんでしょう。

厳しいように聞こえますが、これが自然のスタンダードなんですよね。サナギ凄い。


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